« ツィッター追記 | トップページ

2010年2月 8日 (月)

ヤマト復活編(ネタバレあり)

えーと、かなり遅ればせながら、書こうと思います(笑)。

…と言うか、これの感想、めっちゃ書きにくいんだよなあ(笑)。
やっぱりべた褒めするにはツッコミどころ満載だし、同業者から「あんなのを褒めるのぉー?」って言われたらちょっと言いわけしたくなるし(笑)。かと言って、大好きでめっちゃ褒めてる同業者先輩もいますんで、悪く感じた部分も言いにくいのだ。他の作品の好き嫌いならともかく、ヤマトとかガンダムは、やっぱりでかいのだ。

で、えっとですね、まあ端的に言うと、「永遠に」「完結編」と同じ、「後期の西崎ヤマト映画」でした(笑)。

…でもさ、俺に言わせれば、そんなの、見に行く前からわかってて行ったんだよ!(笑)
後期のヤマト映画、基本的に全部アレじゃん! いまさら!(笑)

富野作品見るには富野作品見る耐性が必要なように、
西崎ヤマト見るには西崎ヤマト見る耐性が必要なんだと思う(笑)。

ただ、まずそれを前提で言っておきますと、

これ、「最良の、後期のヤマト映画」です。

前述2作に比べて格段にいいと思います。欠点の質も共通しているけども、そこを覚悟の上でみると、はるかに許せる範囲です。

そんでやっぱり、最新のCGで甦るヤマト、なんやかんや言って燃えるわあ。

★★★
以下、俺がツィッターでつぶやいたのを転載(プラスアルファ)。これが素直な感想w

●ヤマト復活編、ヤマト愛のある人とツッコミあいたい。本気でけなす人とはヤダ。

●「ヤマト、掛け値なく素晴らしいのはパート1だけなんだけど、続編になるにつれてきっついんだけど、それでもなんやかんや言って好きな部分あるんだよなあ、やっぱりヤマトはかっけーなー、復活編もつい劇場で見ちゃったなあ」と言う人と一晩酒飲みたい

●野暮なことは置いといてだ、映画の出来の良し悪しは置いといてだ、とりあえずアクエリアスの氷塊砕いて発進するヤマトに失禁した、と言う人と、愛のあるツッコミをしたい

●あの誇大妄想狂なスケール感は嫌いじゃない。というか大好きだ。惜しむらくは、それを支えるシナリオの緻密さが足りないことだ・・いや、おそらくライターさまの責任ではない。そういう部分、西崎イズムでバッサバッサと切られたんだろうなあ

●あと、ヤマトの第三艦橋にあんなに女の子配備するなんて、ドSすぎwww

●だから第三艦橋に真帆タンを乗せるのはやめろと!うわああああ

ナイアガラの滝のようなブラックホールでスイングバイとか、ファンタジー宇宙での壮大な絵づらとか凄いと思う…

●ヤマトの宇宙には、初代から通じて「下」がある! もうそこは開き直っちゃってるのね。

ヤマトが艦隊旗艦とかもしびれた

●俺が宇宙好きになったきっかけって、ヤマトのあの、木星に浮遊大陸があったりガミラスとイスカンダルの二連星のビジュアルだったり、星ぼしを飲み込む白色彗星がいたりするファンタジー宇宙が根っこなんだよなあ。

●そういう意味では、復活ヤマトのナイアガラのような平面ブラックホールの迫力は、そのロマンあふれるファンタジー宇宙の面目躍如だった。

なんでデスラー出てこないのん? 続編キボン

●ヤマトはパート1はマジで作品として多くの人に薦められる大名作。それが続編になるに連れて「うわっちゃー」なものになるんだけど、それでも嫌いになりきれないのは、デスラーの魅力がどんどんアップしていくから。「新たなる」「Ⅲ」でのデスラーの魅力はゲイジツテキ。Ⅲと完結編なんか、ラスボス倒すのはヤマトじゃなくデスラーなんだぜ。

●てなわけで続編ではデスラー登場お待ちしております。

●雪はあのお年でもお色気担当なのね。脱がされるのね。

古代美雪ちゃん、「お父さん! 地球を守って!」って言ってくれなかった。その台詞を聞きに行ったのに。

●パンフレットにも書いてあったが、アマール星という中立国が入ったことで、今までのヤマトとちょいと毛色が変わってたのは良かった。

●が、アマールが危険を冒して地球に肩入れしてくれたわけがわからん

●女王の判断、一人の人間の信念としてはアリだが、市民の命に責任がある一国の指導者としては最悪

●「最後の一人まで戦うのです!」そっ、それは政治の論理ではない!(by銀英伝)

●まあ、銀英伝の成り立ちこそがヤマトのアンチテーゼだから。

●アマールが奴隷のように虐げられ続けていた描写があったら、それだけで結構アマールの女王の選択にも説得力が出たと思うんだけどなー。そういう、単純でもいいから脚本的に足場を固めていてくれたら、ずいぶん見やすかっただろうに。

●…みたいな部分が結構ある。艦を率いる身でありながら私情で単身娘を助けに行き、しかも娘だけしか救出しない古代進とか。「紡血」でカムナをああいう風に描いた俺としては、あれはちょっとガッカリ

それでも古代艦長ってだけで燃えるよ理屈じゃないんだよ

それでも昨今の美少女満載日常アニメよりは100倍好きだったんだよ出来不出来を超えるんだよ

●第三艦橋が美少女満載だったのはそれはそれで良し…って第三艦橋に乗せるなってば!

●パンフレットの湖川さんのコメントで「昨今のアニメに首を傾げるところもあるので、今ヤマトに参加して映画を作るのも良いと思った」ここには激しく同意

やっぱり危機に立ち向かうヤマトの後ろ姿はいつ見ても泣ける

|

« ツィッター追記 | トップページ

アニメ・コミック」カテゴリの記事

コメント

こんなコメントいらない(-_-メ)って言われるのを覚悟して…
私は宇宙がついていない『戦艦大和』が好きぃf^_^;

投稿: テレジア | 2010年2月 8日 (月) 16時08分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/106381/47482594

この記事へのトラックバック一覧です: ヤマト復活編(ネタバレあり):

« ツィッター追記 | トップページ