鳩山内閣不支持、支持を上回る 小沢幹事長「辞任すべき」7割超 FNN世論調査
鳩山内閣への「不支持」が「支持」を初めて上回る一方、不起訴処分が決まった民主党の小沢幹事長について、「辞任すべき」と見る人は、依然7割を超えていることがFNNの世論調査でわかった。
7日までの2日間、全国の有権者1,000人から回答を得た電話調査によると、鳩山内閣の支持率は42.8%(-1.5)と下落が続き、「不支持」46.1%(+5.8)と発足以来初めて逆転した。
項目別でも軒並み評価を下げ、「首相の人柄」では「評価する」がそれでも5割を上回った(51.9%、-5.1)が、「指導力」を「評価しない」人は8割に迫った(79.4%、+2.9)。
元秘書の石川衆議院議員らが起訴された小沢幹事長について、これまでの説明に「納得できない」とした人は、ほぼ9割(87.8%)、「幹事長を辞任すべき」は7割を超え(70.3%)、石川議員逮捕直後の水準と変わらず、検察側の捜査が十分と「思わない」人(66.4%)、石川被告が議員辞職すべきと「思う」人(69.4%)は、それぞれ3分の2前後にのぼった。
鳩山首相の対応が適切と「思わない」人は7割を超え(70.8%)、この問題が夏の参議院選挙に「影響する」と見る人は9割に迫った(88.0%)。
国会について、「予算案を早期成立させるべき」とする人は8割を超えた(85.5%)が、「政治とカネの問題をもっと追及すべき」とする人も7割を超え(72.9%)、「小沢氏が国会の場で説明すべき」と「思う」人は9割近い(88.5%)。
しかし、「夏の参院選比例区での投票先」では、民主党37.0%、自民党23.2%で、大きく差がついた。
与野党で「首相にふさわしい人」では、自民党の舛添前厚労相(14.5%)が鳩山首相(10.1%)との差を広げ、「小沢問題」で踏み込んだ前原国土交通相(9.8%)が発言を控えた菅副総理を上回った(9.0%)。
(02/08 12:08)