岡山放送局

2010年2月8日 23時3分更新

建設業協会元職員 横領で逮捕


岡山県建設業協会の元職員が、会の口座から現金360万円を無断で払い戻して着服したとして、業務上横領の疑いで警察に逮捕されました。

逮捕されたのは県内の建設会社などおよそ800社が入会している岡山県建設業協会で、会計業務を担当していた元事務局職員、吉村紀代子容疑者(60)です。
警察によりますと吉村元職員は岡山市北区平和町の事務所に保管されていた協会名義の印鑑と通帳を無断で使用して、平成18年9月から19年5月までの間に会の岡山東支部と岡山西支部のそれぞれの口座から、9回にわたって現金あわせて360万円を払い戻して着服したとして業務上横領の疑いが持たれています。
察は決算時の収支があわないこ
とに気づいた県建設業協会からの告訴を受けておととし12月から捜査を始め、8日逮捕しました。調べに対し吉村元職員は「借金の返済などにあてていた」と供述し、容疑を認めているということです。警察によりますと、会からはほかにも800万円の行方がわからなくなっているとして告訴が出されていて、警察では余罪があるものとみて調べを進めています。