キバをむいた検察の反革命クーデター
2010年02月01日12時14分 / 提供:THE JOURNAL
検察が「小沢潰し」の本性をむき出しにした。15日、石川知裕衆議院議員ら三名の逮捕である。逮捕の条件である証拠隠滅と逃亡の恐れはまったく考えられないのに、特捜部があえて逮捕に踏みきったのは「石川議員は事情聴取での説明に虚偽が多く、証拠隠滅や自殺の恐れがあると判断」(朝日、1月16日付)したからと強弁する。特捜は小沢の影響力を抹殺し、鳩山政権を崩壊させ、小沢が推し進める「改革」(注:「民主党が推し進める」と書かなかったのは、民主党内に旧勢力と手を握ることを画策している獅子身中の虫がいるからである)を潰すシナリオを描いている。ところが、石川が特捜の用意したセリフを拒否し、本当のことを供述するので、業を煮やして「牢に叩き込め」となったのである。特捜の意図に沿わない供述はすべて「うそ」なのである。捜査に協力するということは、人間の良心を捨てて、特捜が書いた供述に捺印することである。大久保隆規公設秘書逮捕の時もそうだったが、今回も「自殺の恐れがあるので」逮捕して、身柄を拘束したと説明しているが、この説明はマヤカシである。私は無実の罪で取り調べられた人たちから、取調べは拷問同然であったと聞いている。最長2月4日まで「拷問」されれば、神経が相当図太い人でも、参ってしまう。特に気が弱いわけではない普通の人も、「菅家さん事件」を思い起こすまでもなく、無実でありながら、取調官の「書いた供述に印を捺」してしまうだろう。時代劇の悪代官の「お白砂」である。「自殺の恐れ」ではなく、自殺したくなるような残酷な取調べをする特捜こそ問題である。
1月13日、「西松建設」問題で、大久保隆規公設秘書の第二回公判が開かれた。翌日の読売新聞によると、検察側の証人として出廷した岡崎彰文西松建設元取締役総務部長は、裁判官の尋問に対し、「二つの団体については、対外的に『西松建設の友好団体』と言っていた。事務所も会社とは別で、家賃や職員への給料も団体側が支払っていた」と説明し、前任者から引き継ぎを受けた際にも、「ちゃんとした団体で、問題はないと言われた」と答えた。また、検察官が「あなた自身が訴訟を起こされることが心配で、本当のことを話せないのではないか」と質問すると、岡崎元部長は「なぜそんなことを言われるのか分からない。もともとダミーだとは思っていなかった」と反論している。
当時、マスコミは検察の応援団よろしく、ステレオタイプに「ダミーと知っていて、違法献金をした」と報道した。世論はマスコミの報道を信じ、検察の思惑どおり、小沢を民主党代表辞任に追い込んだのである。今回、検察側の証人が真っ向から検察の主張を否定した。この記事は、朝日は目立たないところのベタ扱いだった。マスコミは「我々は検察に踊らされているのではないか」と疑念を抱かないほど劣化しているのだろうか。
27日に初公判が開かれる厚生労働省元局長の郵政不正事件で、大阪地検特捜部の取調べで「上司の指示」と供述していた上村被告が、「上司の指示はなかったと」と証人尋問で証言するとの情報もある。事実であれば、元局長は無罪である。特捜は脅し、すかしで自白を強要して、事件をでっち上げるのである。
読売は17日の社説で「検察批判の前に説明を尽くせ」と非難している。私はあえて読売に問いたい。「読売は小沢や民主党を批判する前に、なぜ、検察が描くシナリオを補強するために、特捜提供のリークを連日、垂れ流し、全面的に特捜に協力したのか」?「鉄板にキリで穴をあけるような血みどろの努力をしているので、リークではない」(読売社会部長・溝口烈)という見え透いたうそは通用しないことを知るべきである。
1月13日、「西松建設」問題で、大久保隆規公設秘書の第二回公判が開かれた。翌日の読売新聞によると、検察側の証人として出廷した岡崎彰文西松建設元取締役総務部長は、裁判官の尋問に対し、「二つの団体については、対外的に『西松建設の友好団体』と言っていた。事務所も会社とは別で、家賃や職員への給料も団体側が支払っていた」と説明し、前任者から引き継ぎを受けた際にも、「ちゃんとした団体で、問題はないと言われた」と答えた。また、検察官が「あなた自身が訴訟を起こされることが心配で、本当のことを話せないのではないか」と質問すると、岡崎元部長は「なぜそんなことを言われるのか分からない。もともとダミーだとは思っていなかった」と反論している。
当時、マスコミは検察の応援団よろしく、ステレオタイプに「ダミーと知っていて、違法献金をした」と報道した。世論はマスコミの報道を信じ、検察の思惑どおり、小沢を民主党代表辞任に追い込んだのである。今回、検察側の証人が真っ向から検察の主張を否定した。この記事は、朝日は目立たないところのベタ扱いだった。マスコミは「我々は検察に踊らされているのではないか」と疑念を抱かないほど劣化しているのだろうか。
27日に初公判が開かれる厚生労働省元局長の郵政不正事件で、大阪地検特捜部の取調べで「上司の指示」と供述していた上村被告が、「上司の指示はなかったと」と証人尋問で証言するとの情報もある。事実であれば、元局長は無罪である。特捜は脅し、すかしで自白を強要して、事件をでっち上げるのである。
読売は17日の社説で「検察批判の前に説明を尽くせ」と非難している。私はあえて読売に問いたい。「読売は小沢や民主党を批判する前に、なぜ、検察が描くシナリオを補強するために、特捜提供のリークを連日、垂れ流し、全面的に特捜に協力したのか」?「鉄板にキリで穴をあけるような血みどろの努力をしているので、リークではない」(読売社会部長・溝口烈)という見え透いたうそは通用しないことを知るべきである。
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