南青山なでしこ日記

南青山なでしこ(撫子)の音楽業界漂流事情日記

チャンスを待ってる?

2005-10-20 10:33:57 | Weblog
この季節の夕方はなんとなく寂しい。
今朝はこの写真は鹿児島なのだけれど、こんな感じに南青山も晴れている。

東京に暮らして何年過ぎたかなあ。
私は生まれた街でやっていくんだとぼんやり思って学生時代を終え、タレントなんかやって、バイトして事務所からのオーディションの電話を待っていた。
どこかで私を待ちかまえているチャンスをぼーっと待っていた。

歌手になりたかった。
歌手がどういうものか、知らなかったからだ。
歌がうまかったから歌手になる、くらいのことだった。

安室奈美恵が「デビューしたら売れてテレビに出られると思ってた」と言ってた事があったけれど、そのくらいの気持ちしか持っていなかった。
デビューしたって売れなければデビューしたことにさえならないんだ。
それはOLの新入社員としてデビューしたところで、出世もしないし、給料だって簡単には上がらない、そういうもんでしょう。
チャンスをつかむ、でもハローワークにも、どこにも、チャンスへのメニューは売ってない。

今日は晴れているし、キャラヴァン君の声がベランダのドアから空へと広がってる。
11月のメジャーデビューを前に、勝負を抱えたプロモーターたちはきっと走っている。
TERIYAKIがライバルなら大変だな。

この頃レコード会社はなんだかコンベンションが多い。
車ならモーターショウの新車発表会で、新人たちのお披露目大会だ。

キングレコードはビジュアル系に力をいれるらしく、ガゼットというのが目玉だった。
ビジュアル系かあ、懐かしいような、この頃はウケてるって話も聞こえて来る。
ラルクだってその昔はビジュアル系で、そう言われて怒ったって聞いたこともあったけれど、たしか、デビューしたばかり大阪の小さなホールで見た時は、シロ装束のメンバーのビジュアル系だった。黒じゃなかったのはちょっと不思議だったのを記憶している。

そう考えるとXにまだジャパンがくっついてなかった頃の彼らは凄かった。
YOSHIKIの今がどうというのはともかく、いまだにあんな男の子は見たことがない。
彼が25才くらいのときに出会ったような気がするけれど、もうエクスタシーというインディーズはレーベルとして持っていて、そこにルナシーだっていたりして、特別な輝きを持った人だった。

キングレコードの久しぶりのコンベンションのおみやげが嬉しかった。
「ナボナ」である。
意味は今でもわからないが、お菓子というのが懐かしい。

SMEのアゲハでのコンベンションは今までたまたま見たこういったものでは一番面白かった。レーベルの社員たちは全員スチュワーデスというか、飛行機会社の格好で迎えてくれ、バンドの転換にも時間がかからなかったから退屈しなかった。
新人をどこかのFMのパーソナリティーがインタビューしたところで意味がない。それもなく、パフォーマンスのみというのに好感がもてた。どうして飛行機イメージなのかなあと思ったらボスがジャンボと呼ばれている人だったという学園祭ノリのオチが付いていた。おみやげはプリント付きトイレットペーパー。

おういうコンベンションはこれからまだ二つくらいあるみたいだから、行けたらご報告します。

つまりデビューしたはずの私はこういうことになってここに、いる。
歌手はなかったことになって。

あなたはチャンスを逃さないで。
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2 コメント

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今日は (夕日)
2005-10-20 14:49:26
晴れていますか。
貴女のさりげなく優しいところが好きです。違っていたとしてもいいです

Caravanの新しい旅
Amazonをみたらジャケットがいつもと違う感じでビックリしました
バスが走り続けることを願っています。
Unknown (みつや。)
2005-10-24 17:11:46
僕23さいっていういい年してヴィジュアル系が好きなんです。笑。
ガゼ好きですw
キングV系に力いれるんですね。確かに買ってくれる人の大半は今のキングを買ってれてる人ですよねw

嬉しいような悲しいような。

そういえば
僕がこのブログをみつけたのも
yoshikiとエクスタシーレコードと
尾崎豊を調べていた時だったことを
思い出しました。

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