ここから本文です。現在の位置は トップ > 地域ニュース > 京都 > 記事です。

京都

文字サイズ変更
はてなブックマークに登録
Yahoo!ブックマークに登録
Buzzurlブックマークに登録
livedoor Clipに登録
この記事を印刷

就活:NPOに熱視線 不況の中、学生ら「やりがい魅力的」 下京区で説明会 /京都

 NPO(非営利組織)法人などへの就職を目指す若者を対象とした「NPO就職・転職フェア」が6日、下京区の池坊学園洗心館であった。近年、新たな就職先として注目されるNPOの活動を知ってもらおうと、大学生ボランティアの運営支援NPO「ユースビジョン」(中京区)が主催した。【橘建吾】

 厚生労働省などによると、大学生の就職内定率は73・1%(09年12月1日現在)と、就職活動中の若者を取り巻く状況は厳しい。そんな中、企業などのほかに、NPOを志望する若者の数が増えているという。

 ただ、夢と現実とのギャップは大きい。ユースビジョンの桑田真理子さんは「NPOでは事務や会計、参加者対応などを一人でやらなければならず大変」と話す。「社会に対して成果を挙げなければ」という責任感が負担にもなるという。

 給料も高くはない。ユースビジョンの調査によると、基本給はNPO職員の41%が月額15~20万円。「食べていけるのか」と考える学生もいるという。

 そんな不安や疑問に答えようと、初めて開かれた同日の説明会。地球温暖化防止などに取り組む京都や大阪、名古屋の12団体が参加した。会場を訪れた約80人の大学生らは、求人を希望するNPOのブースで、職員からやりがいや活動内容の説明を受けた。

 府立大福祉社会学部3年の畑美沙紀さん(20)は「NPOは熱意を持って幅広く活動していて魅力的。就活を始めたばかりで悩んでいるが、実際に働きたいと思った」と話した。

毎日新聞 2010年2月7日 地方版

PR情報

京都 アーカイブ一覧

 
郷土料理百選
地域体験イベント検索

おすすめ情報

注目ブランド