任期満了に伴う飯塚市長選(4月11日告示・同18日投開票)に、江口徹市議(44)が1日、立候補を表明した。市役所で会見し、現市政について「財政再建や企業誘致に力を入れるのはわかるが、その先のビジョンが見えない。行財政改革の成果が市民に還元されていない」と指摘した。
公約として、教育など子育て関連の予算の増額▽ゴミ袋の値下げなどの生活支援▽自治会ごとの担当職員の配置--などを挙げ「住んでよかったと思える街にしないといけない。街づくりの論争・選択を皆さんにしてほしい」と述べた。
江口市議は横浜国立大学卒。市職員を経て2000年3月に旧飯塚市議に初当選し、通算3期目。前回市長選(06年)にも立候補し、落選している。3月議会までは辞職せずに市議を続けるという。
市長選には、斉藤守史市長(61)が再選を目指して出馬表明している。【伊藤奈々恵】
〔筑豊版〕
毎日新聞 2010年2月2日 地方版