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協栄とは試合できない?大毅、即王座返上も

悲願の世界王座を奪取し、涙をこらえる亀田大毅
悲願の世界王座を奪取し、涙をこらえる亀田大毅
Photo By スポニチ

 【WBA世界フライ級タイトルマッチ】3度目の挑戦で世界奪取を果たした亀田大毅が、防衛戦を行わずに王座を返上する可能性が浮上した。

 WBAは90日以内に前王者・坂田健史(30=協栄)との指名試合を行うことを義務付けているが、亀田ジムは協栄ジムとファイトマネーの支払いをめぐって係争中。亀田ジムの五十嵐会長は「まだどうなるか分からない。話し合わないといけないし何も決まってない」と困惑の表情を浮かべた。別の関係者は「裁判が終わらない以上、(対戦は)ありえない」とする強硬論を口にする者もおり、交渉は難航が予想される。

 大毅の勝利を受けて協栄ジムの金平会長は「今回の世界戦そのものが坂田との指名試合を戦うことを前提にWBAから認可されている。やってくれると信じている」とし、20日には坂田が予定通り世界前哨戦に臨むことを強調。坂田はフライ級リミットの50・8キロで戦うことになっており、直後にも世界ランク入りする見通しだ。

 すべては今後の交渉次第だが、仮に決裂し大毅が王座を返上した場合は暫定王者コンセプシオン(パナマ)と坂田が空位になった正規王座を懸けて戦う選択肢も浮上してくる。ただ、日本ボクシングコミッション(JBC)の安河内事務局長は「せっかく苦労し手に入れた世界王座。WBAの指示通り初防衛戦をやってくれるものと信じている」と話し、仲介に乗り出す可能性を示唆した。これまでもジム間でファイトマネーなどでトラブルを抱えることはあった。だが、興行的にうまみのある世界王座を安易に手放すケースはほとんどなかった。亀田側がどのような決断を下すのか。今後の動向から目が離せなくなってきた。

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2010年02月08日 ]

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