岡山放送局

2010年2月7日 21時10分更新

大規模な山火事想定し訓練


空気が乾燥し山火事が発生しやすい時期を迎え、倉敷市では大規模な山火事を想定した訓練が行われました。

訓練は、平成6年に大規模な山火事が起きた、倉敷市曽原の「倉敷美しい森」を会場に行われました。7日は、倉敷市消防局や市内の消防団からあわせて115人が集まり、山林で出火した火が風にあおられ燃え広がったという想定で訓練にあたりました。
訓練ではまず、管理人からの通報を受け、ポンプ車などがサイレンを鳴らしながら次々と駆けつけました。
そして消防士や消防団員らが山頂や山のふもとなどにわかれ連携をとりながら、山林のそばまでホースをつなぎ、火元に向かって放水していました。
倉敷市では、去年1年間に発生した14件の山火事のうち、半数以上にあたる8件が、空気が乾燥しやすい1月から4月までの4か月間に起きています。
倉敷市消防局の守安隆一局長は「春先にかけて山菜採りなどで山に入る機会も増えるので、たばこやたき火に注意してほしい」と話していました。