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2010年2月 3日 (水)

法廷に引きずり出される<佐藤優現象> 3

佐藤優-『週刊新潮』-岩波書店による金光翔氏への言論封殺事件の裁判が本格化してきたようだ。

 週刊新潮の個人攻撃記事とそれに協調する岩波書店の嫌がらせで金光翔氏の存在を論文もろとも叩きつぶすはずが、返って<佐藤優現象>の危険性を警告した金光翔氏の論文の正しさが法廷で実証されることになる。

 裁判自体は週刊新潮という全国的に影響力を持つメディアが、スキャンダル記事によってまったく無名の一般人である論文著者への個人攻撃をするという明らかな言論暴力事件である。暴力団の暴力とまったく違いがない。週刊新潮の行為に公益性がないのは明らかで、言論テロ雑誌である週刊新潮が正当性を訴えっても通用しない。もう入り口からアウトである。

 実行犯は週刊新潮だが週刊新潮が全く無名の一般人をむやみに攻撃対象とするとは考えられず、これ佐藤優が依頼したとみるのが自然だろう。
 週刊新潮は毎月のように名誉毀損で敗訴しているのだが、週刊新潮にとって名誉毀損で訴えられることなど覚悟の上だろう。『週刊新潮』はデマ記事と扇情的な見出しを中吊り広告、新聞広告などに垂れ流すことで保守系イデオローグの暴力装置として機能している。しかし、作家佐藤優と岩波書店は、このような黒い言論テロ、暴力的な言論封殺行為を行ったと公になれば、『<佐藤優現象>批判』がマイナー雑誌に掲載されるどころの騒ぎではなく、日本の論壇史上最大級の汚点を残して社会から葬り去られることになるだろう。そうならなければ、日本の言論界がすでに終わっていることになる。いずれにしても、この事件は公的文書に残ることになる。

 訴訟の本当の狙いは週刊新潮と争うことよりも、この言論テロを仕掛けた「逃げる佐藤」を公開討論に引きづり出すことなのだろう。
 佐藤優を中心として金氏が勤務するリベラル・左派岩波書店と国粋系『週刊新潮』が協調して、佐藤への批判者を葬り去ろうとするこの行為の構図が金氏の<佐藤優現象>そのものであり、論文はその暴力性を警告しているから、まさにこの言論暴力事件こそ具象化された<佐藤優現象>というわけだ。

金光翔氏のサイトで原告・被告の準備書面の内容を一部公開している。

* 「私が言ってもいないこと」とは何だったかをついに明らかにする http://watashinim.exblog.jp/10718379/

* 佐藤優、自分は北朝鮮とは「対話による平和的解決」が必要と言っているのだ、と主張
http://watashinim.exblog.jp/10730242/

    まず、この裁判の焦点の一つは、私の論文「<佐藤優現象>批判」に対する、佐藤の『週刊新潮』記事での以下の発言

    「私が言ってもいないことを、さも私の主張のように書くなど滅茶苦茶な内容です。言論を超えた私個人への攻撃であり、絶対に許せません。そして、『IMPACTION』のみならず、岩波にも責任があります。社外秘の文書がこんなに簡単に漏れてしまう所とは安心して仕事が出来ない。今後の対応によっては、訴訟に出ることも辞しません」

    の正当性である。

    佐藤は一体、「<佐藤優現象>批判」内のどこを指して、「私が言ってもいないことを、さも私の主張のように書」いた箇所だと言っているのか。これは、私も分からなかったし、ある佐藤ファンすら分からなかったことを告白している。http://blog.goo.ne.jp/taraoaks624/e /8fc63517da4264ef220a968fd4c3f0c5

    この点については、以前にも書いたように、何を指しているのか明らかにするよう佐藤に質問状を送ったが、佐藤は回答を拒絶していた。
    http://watashinim.exblog.jp/9592397/

 裁判のプロセスの中で、佐藤は週刊新潮に出した自らのコメント「私が言ってもいないことを、さも私の主張のように書くなど滅茶苦茶な内容です。言論を超えた私個人への攻撃であり、絶対に許せません。」の主張が正しいのかを立証せねばならない。論壇の寵児とされながらまともに論争をしたことがない佐藤はもう逃げも隠れも出来ない。
「言論を超えた私個人への攻撃」というのは、佐藤が週刊新潮にやらせた金氏への個人攻撃のようなものではないのか。そもそも金氏のマイナー誌に掲載された「論文」が「言論を超えた個人攻撃」と非難することが支離滅裂だし、金氏には佐藤のような「言論を超えた攻撃」をする力など元々もっていないのだから。内容に事実誤認があるのならまず「言論」で争うのが筋というものだ。

佐藤の言いぐさは正に”天に向かって唾する”ということだ。

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