大毅、兄の胸で号泣「今までこのために…」
【WBAフライ級タイトルマッチ】勝者がコールされると、亀田大は号泣しながら兄の興毅の胸に飛び込んだ。「今までこのために練習してきた。21年間、生きてきて一番うれしかったです」。3度目の挑戦でようやくつかんだ世界一の座。涙でなかなか言葉にならなかった。
時にフットワークを使い、連打で攻め込んだ。打ち合いにもひるまず、得意の左フックで何度か王者をぐらつかせた。課題だった手数も多く出ていた。ジャッジ2者が最大6ポイント差をつける完勝だった。
デンカオセーンとの前回の試合は判定負け。巧みなクリンチに阻まれて決定打をたたき込めなかった。「反則のトラウマ(心的外傷)があった。おれの力の半分も出ていない。ボクシングのせこさ、ずるさで負けた」。初の世界戦で悪質な反則を繰り返し、1年間の出場停止処分を受けた苦い思い出がある。クリーンファイトを誓うあまり、亀田大の持ち味でもある荒々しさは消えていた。今回は王者の反則にも冷静に対処。2度の減点を引き出した。
「センスも才能もないのに、頑張れたのは家族のおかげ」。両者が何度ももつれ合って倒れるなどレベルは低かったが、勝利をつかんだのは間違いない。
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