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2006年7月11日 (火)

掃除機、それから

 先日サイクロン掃除機のことについて書いたら、「ダイソン」のサイクロン掃除機についてコメントいただいたので、色々調べてみた。
 国内メーカーがどうしてダイソンと同等のサイクロン掃除機を作れないのか疑問だったが、どうもサイクロン関係の特許をダイソンが独占しているらしく、似た物を作るのが難しいらしい。(その気もないのかもしれないが。)ダイソンの高価格についてはまだ謎。自分たちにしか作れないという自負からか?
 ダイソン愛用者の多くは、喘息のある人、ペットを飼っている人、絨毯の部屋が多い人などだった。ダイソンの長所は(1)ものすごく細かいホコリまで吸い取ること(2)ホコリを吸い続けても吸引力が落ちないこと(3)排気が臭わないこと(4)ヨーロッパで開発されているので、じゅうたんのゴミに強いこと、など。吸引力が落ちないことや、絨毯のゴミを取りやすいことは、国民生活センターのレポート※にもあった。
 ただ、やはり短所もあり、(1)重い(2)でかい(3)うるさい(4)サイクロンなので手入れが面倒(5)ノズル(ヘッド部分)などが日本家屋(畳や板張りの床)に適していない、などの意見がみられた。「ミラクジェット」という日本製の掃除機ノズルをダイソンと組み合わせて使っている人の多さには驚いた。
 結局我が家の結論は、重い掃除機は嫌だということ、サイクロンのお手入れはもう嫌だということ、排気はなるべくキレイな方がいいということ、じゅうたんの部屋はないこと、今まで程度にホコリが取れれば家族の健康に影響がないこと、などから、やっぱり国内メーカーの紙パック式を次回は購入することに決定!

国民生活センター(http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20060406_1.pdf )のサイクロン掃除機についてのレポートは、なかなかおもしろかった。うちの「たつまきサイクロン」のフィルターがなんで臭くなったかなども、納得。
 ダイソンの吸引力が低下しないというデータもあったが、ここで使われている数値は「吸引仕事率」。これは空気を吸い込む力を表す数値で、ダイソンはもともとのこの数値が国内メーカーの半分以下だった。これは驚き。じゅうたんの上の砂ゴミの除去率がトップだった結果と矛盾する。さらにややこしいのは、海外のメーカーは主に「ダストピックアップ率」というホコリを吸い込む力を基準にしている。そして、国民生活センターのレポート内にも、「吸引仕事率は、吸引力の目安になるが、必ずしも掃除性能を示すものではない」と書かれている。
 比べても意味のない数値を並べられても、消費者は困るだけ。メーカー側も、自分たちに都合のいい数値を採用しているだけなんだろうという印象。

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