日本相撲協会は5日、引退した元横綱朝青龍関の師匠、高砂親方(元大関朝潮)に対し、弟子の監督不行き届きで役員待遇から主任へ2階級降格処分にしたことを明らかにした。4日の理事会で決定していた。
高砂親方は08年1月に、元横綱のサッカー騒動の責任を取って理事を退き役員待遇となっていた。今回の処分に伴い、いったん決まった指導普及部の副部長職も解かれ部員に格下げとなった。
親方の処分では昨年、弟子が大麻所持容疑で逮捕された尾車親方(元大関琴風)が委員から平年寄に2階級降格。07年の力士暴行死事件では当時の時津風親方(元小結双津竜)が解雇された例がある。
(2010年2月5日)