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LISA インタビュー

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  アルバム
『Darling LISA sings
Keisuke Kuwata』

2009.03.04 RELEASE

ASCM-6046 \2,800(tax in.)


01.Darling/「ダーリン」
02.Number One Girl/
「NUMBER WANDA GIRL
〜恋するワンダ〜」
03.No Maybes/
「明日晴れるかな」
04.We Just Met (Shaker
Song)/
「こんな僕で良かったら」
05.Lovers Again/
「風の詩を聴かせて」
06.Hold On/
「哀しみのプリズナー」
07.White Love/「白い恋人達」
08.Journey/「JOURNEY」
09.One Day/「ONE DAY」
10.Tear of Love/
「現代東京奇譚」
11.Moon Song/「月」
 
   
   
   
   
Interviewer:杉岡祐樹
Page Design:梅原直也
   
 
 
   
  −−詞は全てLISAさんが英訳したんですよね?

LISA:桑田さんが元々伝えたかったメッセージを単に英語に変えるのではなくて、まるで会話が成り立つかのように言葉を紡ぎたいと思いました。

−−詞を変換する作業を行うことで見つかった、桑田さんの新たな魅力などはありますか?

LISA:元々そんなに桑田さんのことを知らなかったんですけど、凄く良い声をしているしルックス的にも好きですし(笑)、素晴らしいエンターテイナーだと思っていたんです。聴くにつれてメロディの良さに惹かれ、歌詞では政治性や社会性にも触れていることを知って、「私もこういうアーティストになりたい!」って思うようになりましたね。

−−『Moon Song / 月』は桑田さんのらしさが強く出ていた楽曲です。こうした楽曲をカヴァーすることは難しかったのでは?

LISA:この曲は桑田さんが亡くなったお母さんのことを歌っているんですよね? 自分の母はもちろん生きているんですけど、その気持ちというのは分かるので、歌い易かったですよ。

−−ではサウンドを作る上で意識したことは?

LISA:その時は全然意識してなかったんですけど、音楽的にサーフィンしているような感覚だったように今は思いますね。先週、ちょうどハワイに行っていたんですけど、波乗りをしながら風景を見ていたらデジャヴのような感覚に襲われて、『We Just Met(Shaker Song) / こんな僕で良かったら』にも何処かにそういう感覚があるかな。
ただ、『Journey / ジャーニー』に関しては日本の地下鉄に乗っている時の感覚、物事が行き交っていくような感じでした。
また、『No Maybes / 明日晴れるかな』のビデオクリップは故郷のラップランドで撮影したのですが、その時の雪景色は『White Love / 白い恋人達』のイメージと重なりましたね。

−−『No Maybes / 明日晴れるかな』のサウンドには和、日本的な質感がありますよね。

LISA:本当!? 『No Maybes / 明日晴れるかな』でドラムを叩いてくれたビリー・キルソンは奥さんが日本人なので、もしかしたらその影響があるのかも(笑)。マイケル・ブーブレに似てる、なんて言う人もいますね。

−−結果、本作は桑田さんの楽曲の良さを再確認できると同時に、LISAというアーティストの魅力も十二分に感じられる作品になりましたよね。

LISA:今回はもちろんトリビュートなんですが、そこに自分があるというのは大切なことですよね。桑田さんの楽曲はどれもスタンダードな名曲ですが、名曲というのは何度カヴァーされても耐えうる魅力を持っている楽曲だと思うんです。だからその魅力が世界中の皆さんに分かって貰えればって思います。
そして自分に関して言えば、もの凄く成長できたアルバムです。制作に入る前、プロデューサーとして、ソングライターとして、後はミュージシャンとのコミュニケートについてなど、成長したいことや克服したかったことをリストにしたんですけど、それが全て達成できた気がしています。それは桑田さんのおかげだと思うし、もちろんその場には居なかったのだけど、彼が手を引いてくれたような気もします(笑)。

−−では最後に日本のリスナーに一言、メッセージをお願いします。

LISA:日本のリスナーの皆さんのことを信頼していますし、オープンに聴いて下さると信じています。桑田さんの素晴らしいオリジナルがありますから、私の楽曲を通じてその魅力を再認識して下さってもいいし、そこでもし私のことも好きになってくれたら、それはとても素晴らしいことだと思います。ヨロシクオネガイシマス!
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