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ハイチPKOに自衛隊350人が10カ月 6日先遣隊

2010年2月5日20時36分

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 鳩山内閣は5日の安全保障会議(議長・鳩山由紀夫首相)と閣議で、国連平和維持活動(PKO)協力法に基づき、大地震で甚大な被害を受けたハイチのPKOに、陸上自衛隊の施設部隊350人と司令部要員2人を派遣する実施計画を決定した。活動期間は撤収も見込んで11月末までの約10カ月間。PKOへの施設部隊の派遣は、2002年の東ティモール以来、8年ぶりとなる。

 実施計画の決定を受け、北沢俊美防衛相は5日、自衛隊に派遣命令を出した。先遣隊として、国際平和協力活動やテロへの即応を目的に編成された陸自中央即応連隊(宇都宮駐屯地)中心に約160人が6日、出発し、8日(日本時間)に現地入りの予定。13日にさらに40人が出発し、計200人で宿営地造成、がれき除去などにあたる。

 本格的な復興支援にあたる2次隊は陸自北部方面隊の第5旅団(北海道帯広市)を中心に編成し、2月下旬にも派遣する。2次隊が活動を開始すれば、先遣隊は帰国する。

 防衛省によると、活動拠点は首都ポルトープランスの空港近くを予定。周辺はブラジル、チリ、エクアドル、ネパール各国軍の拠点にもなっているという。国連からは、被災民を収容する仮設住宅建設に伴う整地などの活動を要請されているという。復興作業に必要な装備として、ブルドーザーや軽装甲機動車など約150両を持ち込み、護身用に小銃や拳銃、機関銃も携行する。

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