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【富山】

深海魚リュウグウノツカイ 入善沖でも定置網に

2010年2月6日

入善町飯野沖の定置網にかかったリュウグウノツカイ=魚津水族館で

写真

富山湾3匹目

 入善町飯野沖の定置網に五日、深海魚のリュウグウノツカイがかかった。全長二・二七メートルで、尾の部分が欠損していた。富山湾で今冬見つかったのは三匹目で、魚津水族館は「三個体も見つかるのは非常に珍しい」と不思議がっている。

 リュウグウノツカイは細長く、腹びれの一部が長いのが特徴。水深二〇〇〜一〇〇〇メートルに生息するとされる。昨年十二月十五日に黒部市の海岸に打ち上げられたほか、一月十九日には氷見沖の定置網に入っていた。

 黒部市のは全長三・九六メートルで、損傷がないため同水族館でホルマリンに漬けて標本展示中。今回は骨格標本として展示を考えている。

 加野泰男館長は「入手したくてもできない生き物なので貴重なデータになる。見つけたら連絡してほしい」と話している。 (武田寛史)

 

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