5日午後3時10分ごろ、青森市荒川寒水沢の「八甲田ロープウェー」から「スノーボーダーが滑走中に見えなくなった」と青森署に通報があった。
青森署などによると、行方が分からなくなっているのは神奈川県藤沢市、会社員、片山亨さん(48)で、片山さんは午後1時半ごろから仲間の男女10人と八甲田スキー場の「北八甲田山岳スキールート(ダイレクトコース)」(標高1324~660メートル、滑走距離3・5キロ)をスノーボードで滑っていた。
八甲田ロープウェーによると、コースは山頂公園駅から山麓(さんろく)駅に下っていくもので、午後3時の山頂の気温はマイナス15・8度、積雪は280センチ、視界は約20メートルだった。
八甲田ロープウェーのパトロール隊など9人が捜索したが、午後8時現在、見つかっていない。【山本佳孝】
毎日新聞 2010年2月6日 地方版