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死体遺棄:母親の遺体、自宅に半年放置 容疑の66歳逮捕--諏訪署 /長野

 諏訪署は4日、母親の遺体を自宅に約半年放置したとして、住所不定、会社員、古市輝雄容疑者(66)を死体遺棄容疑で逮捕した。

 逮捕容疑は昨年8月ごろ、当時住んでいた諏訪市上諏訪の自宅で、同容疑者の母しづ江さん(93)が死亡しているのを発見したにもかかわらず放置し、自宅を立ち去って遺棄したとしている。しづ江さんに目立った外傷はなく、県警は司法解剖して死因を調べるとともに、死亡時の状況を捜査している。

 同署によると、今月4日正午ごろ、近隣住民から「古市さん宅に住む親子の姿が見えないので確認してほしい」と同署に相談があった。出向いた署員が、自宅の居間のこたつに下半身が入っている状態で、あおむけに倒れているしづ江さんの遺体を見つけた。同容疑者を捜したところ、同市内のパチンコ店付近で発見。遺棄を認めたため逮捕した。

 同容疑者は、しづ江さんと2人暮らしだったが、遺棄後の自宅には時折立ち寄る程度だったという。【小田中大、大平明日香】

毎日新聞 2010年2月6日 地方版

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