2010年2月6日 12時47分更新
5日、青森市の八甲田スキー場でスノーボードをしていて行方が分からなくなっていた48歳の男性は、6日朝無事救助されました。
男性にけがなどはないということです。
救助されたのは、神奈川県藤沢市の会社員、片山亨さん(48)です。
片山さんは5日午後1時半ごろ、仲間10人といっしょに八甲田スキー場の山頂から「ダイレクトコース」と呼ばれるコースを滑っていたところ、仲間とはぐれて行方がわからなくなっていました。
6日は警察やスキー場のガイドなどおよそ30人が午前7時から捜索を開始し、およそ1時間半後に、コースからはずれた場所で雪のくぼみの中にいた片山さんを発見しました。
片山さんにけがなどはなく捜索隊といっしょに自分で歩いて下山したあと、健康チェックのため救急車で青森市内の病院に向かいました。
警察に対して片山さんは、「転倒したあとコースから外れてしまった」と話しているということで、そのあと自分で穴を掘って寒さをしのぎ、救助されるまで、食事はとれずにいたということです。