スミマセン、先程送ったコメントは校正してなかったので文章が無茶苦茶でした。
書き直しますね。
本裁判の原因となった事件は「鯨肉横領の疑い」をもって捕鯨船員の荷物を、運送会社の仕分け所に潜入して確保した、という事なんですが、私には告発の為のその行為自体の合法/違法に関わらず、大きな疑問があります。
それは仮にその捕鯨船員或いは鯨研等の行為に疑義があったとして、その告発は「環境保護団体」たるグリーンピースさんの仕事・役目だとはとても考えられない、という事です。
仮に告発自由の「税金によって生産された鯨肉の横領」の告発が必要だったとしてその任務は市民オンブズマン等の役目であるしょう。
日本が行ってる調査捕鯨がコレほどまでに時間・人員・エネルギー・等のジャーナリズム/司法リソースを消費するほどの重大な「環境問題」でしょうか?
皆さん少し冷静に考えて見ませんか?
ここでGPジャパンの「海洋生態系部門」の取り組みを御紹介いたします。
http://megalodon.jp/2009-0507-2236-01/www.greenpeace.or.jp/campaign/oceans/news
http://www.greenpeace.or.jp/campaign/oceans
・疑惑の調査捕鯨、鯨肉横領の再調査を!
――水産庁、日新丸帰港に際し第三者立会い調査を拒否
・佐藤潤一と鈴木徹に世界からの応援――鯨肉横領の究明を!
・ブッシュ政権からの居残り、捕鯨外交の新方針を歪める
――オバマ大統領に新政権の主導権確立と残留役職者の一掃を求める
・日新丸、南極海へ向け予告なしの出航?
・・・・・・
ふむふむ、このhomeで74ものトピック中、62件が捕鯨とイルカ、佐藤氏ら2名の鯨肉持ち出し関連で残り12件の内、4件ジュゴン、3件がマグロ、2件が国際海洋会議その他ゴミ問題と巨大イカ、「サッポロ雪祭り」のニュースになってます。
つまりGPの扱う「海洋生態系の問題」の5/6以上が「捕鯨問題」という事です。
・・・なんだコレ?w
さて「国際機関」FAOの報告書「牛が環境への最大の脅威 FAO報告」(2006年)
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/agrifood/agrienvi/06121301.htm ―Livestock’s long shadow,06.11.29
http://www.fao.org/docrep/010/a0701e/a0701e00.htm
によると、
・「家畜部門は、ますます希少になる地球の水資源への最大の加害者」
であり、
・家畜部門は、とりわけ水汚染、富栄養化、珊瑚礁破壊の最大の元凶
で、且つ
・海洋生態系の生物多様性損失の原因となっている。
・・・んですが、GPさんの「海洋生態系部門」には畜産と海洋生態系の関連を取り扱ったトピックは一例も存在しません。
たかが1000頭程度の捕鯨をその「海洋生態系の問題の5/6」をも費やしてさも重大問題のように扱う団体には、「FAO報告書」の内容どころかその一行の紹介すら出来ないほど人的・資金的・webリソース的余裕が無いんでしょうか・・・?
現在仮に最も少ないとされる南極海のクロミンククジラの推定生息数中央値は「36万頭」ですが、そこからの調査捕獲枠は最大でも935頭ですね。
一方、ノルウェーが商業捕獲対象にしてる北大西洋ミンククジラ(グリーンランド海域群除く)は推定生息数中央値17万頭程度ですが、そこからの基本捕獲枠は885頭にも上ります。
しかしこの捕獲枠は髭クジラ専門の資源管理方式RMPによって導かれた数字です。
さて、単純計算でもノルウェー商業捕鯨より半分しかない捕獲圧(母数が大きければ同じ割合の捕獲でも捕獲圧は小さくなりますから本当は日本の捕獲圧はもっと低く見積もられます)の調査捕鯨が「環境問題」ですか?
国連農業食料機関FAOが「環境への最大の脅威」として発表した報告書を完全に無視してまで年中大騒ぎして、挙句裁判沙汰まで起こさなければならないほどの重大問題でしょうか?
税金の無駄だから?
それ、「環境保護」団体さんの仕事じゃありませんよ?
この問題が単なる金集めの為のブラフである事を証明する参考URLを貼っておきますね↓
「環境問題と『環境保護団体』問題」まとめ?@&?A↓
http://messages.yahoo.co.jp/bbs?action=m&board=1834739&tid=7dfbfa9a4oa4da4aa4ha4a6&sid=1834739&mid=1740
http://messages.yahoo.co.jp/bbs?action=m&board=1834739&tid=7dfbfa9a4oa4da4aa4ha4a6&sid=1834739&mid=1741