MSN Japanのニュースサイトへようこそ。ここはニュース記事全文ページです。
[PR]

ニュース: 事件 犯罪・疑惑事故・災害裁判写真RSS feed

【セレブ妻鑑定人尋問(4)】殺害後に夫と“会話” 警察署の鏡に白シャツの祐輔さんが…(10:45〜11:00) (2/4ページ)

2008.3.10 12:48
このニュースのトピックス渋谷バラバラ殺人 セレブ妻公判
揃って「心神喪失だった」と証言する検察、弁護側要請の鑑定医。歌織被告はじっとそれを見つめている=10日午前、東京地裁(イラスト・成冨淳二)揃って「心神喪失だった」と証言する検察、弁護側要請の鑑定医。歌織被告はじっとそれを見つめている=10日午前、東京地裁(イラスト・成冨淳二)

 「その後、血を流している女性の姿が見えてきた。歌織被告はそのとき『もしや自分の姿かもしれない』と思ったという。その後、意識がぼんやりしてきて、気づくとワインボトルを片手に持っていた。そして気がつくと祐輔さんの枕元に座っていた」

 「血を流した女の姿の幻覚が浮かんできて、視野が明るくなりフラッシュのように様々な映像が浮かぶという幻視、幻聴が見えた。これは『夢幻状態』というものだ。視野が明るくなっていろいろ見える。歌織被告は『死ぬ前の走馬燈のようなものかと思った』といった」

 《幻聴、幻覚についての証言がさらに続く》

 「歌織被告は、『祖母からもらった携帯のストラップが大きく見えてきた』と言った。これは祐輔さんに捨てられたもので存在はしないものだ。そして次には祐輔さんが読んでいた男性雑誌が見えてきた。これは被告が嫌に思っていたものだ。その後、祖母がインターフォン越しに話しかけてくるという、白黒の映像が見えてきた」

 「そしてまた代々木公園の暗い映像が見えた。だが、被告の座っている位置からは公園は見えない。だから、これは幻視ではないかと思われる」 

 《金鑑定人の報告は、ついに犯行時の歌織被告の精神状態に至った》

 「それから女性の『助けて』、という声が聞こえた。体に鉛が入ったような感じがし、ワインボトルが重く感じた。疲労感があって、『もう嫌だ』とワインボトルを下ろしてみた。この行為については『重くなければ下ろさなかった』と言っている。そして祐輔さんが『何でだよ』といって近づいてきた。額に出血が見えて恐怖を感じて、重ねて殴打した」

歌織被告のこれまでの裁判全記録はこちら、■特集「夫バラバラ殺人 セレブ妻公判」はこちら

このニュースの写真

歌織被告の鑑定結果を証言台で報告する鑑定医。歌織被告はうつむいて聞いている(イラスト・成冨淳二)=10日午前、東京地裁
揃って「心神喪失だった」と証言する検察、弁護側要請の鑑定医。歌織被告はじっとそれを見つめている=10日午前、東京地裁(イラスト・成冨淳二)

関連トピックス

PR

PR
PR
イザ!SANSPO.COMZAKZAKSankeiBizSANKEI EXPRESS
Copyright 2008 The Sankei Shimbun & Sankei Digital
このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。