奈良署と県警捜査1課は28日、喫茶店などから現金を盗んだとして、窃盗容疑などで逮捕した生駒市本町、無職、平岩久二被告(60)=窃盗罪などで公判中=が、奈良、大阪、和歌山のほか北陸、中国地方の1府9県で計116件の窃盗を繰り返していたことを裏付け、捜査を終結したと発表した。被害総額は約520万円に上る。
県警によると、08年3月~09年10月、喫茶店や居酒屋などの勝手口や窓のガラスを割って侵入し、レジや引き出しなどの現金を盗んだとしている。「生活費やパチンコ代に使った」などと容疑を認めているという。県警は昨年10月、特殊開錠用具所持禁止法違反容疑で逮捕し、調べていた。【上野宏人】
毎日新聞 2010年1月29日 地方版