大分放送局

2010年2月6日 12時47分更新

米軍訓練中止求める集会


在日アメリカ軍が大分県の陸上自衛隊日出生台演習場で行っている実弾射撃訓練について、訓練の即時中止を求める集会が大分市で開かれました。

この集会は、大分県平和運動センターなどでつくる「日出生台対策会議」が開いたもので、主催者の発表でおよそ1500人が参加しました。

集会では、まず日出生台対策会議の内田淳一議長が「実弾射撃訓練については日程や訓練内容など事前の詳しい連絡がないのが現状だ。県民の安全を守るためにも訓練の即時中止を求める」と述べました。

沖縄に駐留するアメリカ軍海兵隊による実弾射撃訓練は、沖縄の負担軽減のためだとして全国に分散して行うようになり、大分県では平成11年から日出生台演習場で行われています。

これについて沖縄平和運動センターの山城博治事務局長は「全国に訓練が分散されているが、大分では155ミリりゅう弾の実弾射撃訓練に加え、機関銃などの訓練が新たに加わるなど、今後さらに訓練が強化されることが予想され、反対運動を広げていくことが重要だ」と訴えました。

最後に参加者は実弾射撃訓練の即時中止などを求めてシュプレヒコールを行いました。