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前原国交相、父の自殺語る「33年たたないと話せなかった」

前原誠司国交相
前原誠司国交相
Photo By 共同

 「(遺族は肉親の自殺と)向き合うことも大事だが、向き合わない時間も大切」。前原誠司国土交通相(47)が「『生きる』ことの支援」をテーマに京都市で開かれた自殺対策フォーラムにビデオ出演。父親の自殺について語り、遺族としての心情を明かした。

 フォーラムは、NPO法人「東京自殺防止センター」(東京)と浄土真宗本願寺派教学伝道研究センター(京都)が、4月にNPO法人「京都自殺防止センター(仮称)」が開設されることに先立ち5日、開いた。

 「中学2年の時、父が自殺した。(自殺から)33年たたないと話せなかった」。前原氏の話からは自殺が遺族の心に残す傷の深さがうかがえる。

 自殺を知った経緯を「学校で先生から伝えられた。前日から行方不明だった」とし、「母は事情を知っていたと思う。大変だったはずだが、責めたこともあった。申し訳ない」と振り返った。

 前原氏は現在の心境をこう語った。「今、わたしがいるのは父のおかげ。父の死を無駄にしたくない」

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