小瀬選手死亡　動揺するオリックス　練習は午前中だけ

死亡した小瀬浩之外野手に黙とうをささげるオリックスの選手ら Photo By 共同

　オリックスは小瀬浩之外野手の死亡から一夜明けた６日、キャンプ中の沖縄県宮古島市で練習を行った。

　キャンプ期間中にチーム宿舎で選手が転落死するという前代未聞の悲劇。岡田彰布監督をはじめ首脳陣、田口壮外野手ら選手はユニホームの袖に喪章をつけ、硬い表情で球場入りした。練習前には同じ宮古島でキャンプをしている２軍も集合し、スコアボード上で半旗にされた球団旗に向かって整列して黙とう。南の島のキャンプ地は悲しみに包まれた。

　キャンプは続行する方向だが、この日はチームメートの急死による選手への影響を考慮し、練習は午前中だけ。西名弘明球団社長も急きょ合流し、あらためて衝撃の大きさをうかがわせた。

　一方、この日は小瀬外野手の遺族が宮古島入り。球団は死亡の経緯などが警察から明らかにされた後に、何らかの対応を取るとしている。

[ 2010年02月06日 11:32 ]