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2010年2月5日(金) 19:15 |
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来年度の企業からの税収、大幅減に
来年度の収支見通しがまとまり、不況で法人税が大幅にダウンすることが明らかになりました。 石井知事は「最も厳しい状況」だと危機感を全面に出し、支出を絞り込むなどのやりくりで、来年度の赤字を7億円まで抑えました。
景気の低迷が続く中、石井知事が明らかにした岡山県の来年度の歳入は6610億円で、このうち企業が支払う法人関係税は、今年度に比べ42.8%ダウンの298億円を見込んでいます。 長引く不況の影響で企業収益が悪化を続けているのが要因で、ここ2年間では70%ダウンと、県の財政に大きな影響を与えています。 来年度の支出に目を向けると、医師不足解消など医療分野に27億7800万円、太陽光発電の設置補助など環境対策に2億6400万円などで、支出総額は6千617億円と赤字は7億円に抑えました。 県の貯金とも言える財政調整基金の残額が19億円あまりと底をつく中、117億円にものぼる職員の給与カットが功を奏した格好です。 7億円の赤字は、利用していない土地を売却して補っていくということです。 厳しい県財政の中で、赤字額を7億円に抑えた予算組みは、ある程度評価できるものだと思われます。 今後は、今月15日に向けて当初予算案としてのとりまとめが行われます。
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