社会福祉法人 信和会

広報「なかよし」
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本部および八戸事業所

〒031-0111
青森県八戸市南郷区大字市野沢字山陣屋36番地50
TEL:0178-82-3870
〒031-0801
青森県八戸市江陽二丁目13番33号
TEL:0178-45-2315

仙台事業所

〒981-0901
宮城県仙台市青葉区北根黒松2-10
TEL:022-727-8907

盛岡事業所

〒020-0838
岩手県盛岡市津志田中央三丁目26番77
TEL:019-671-1758

2010年2月号 大学を訪ねて

2010年1月7日
 市内の大学の教授の部屋を訪ねた。初対面にも関わらず、極めてざっくばらんで気さくな教授だった。 「私はね、3年間虐待をする母と虐待をされる娘の矯正を指導したことがあります。数年前ね、誕生日にケーキを買ってきてもどういう風にすればいいか分からない。母親も分からない、娘も分からない。 金髪に染め上げた母を見て、『わあ、かっこいいね。』そう言ってやると、私の事を分かってくれる方だわ、と思うんですね。

 そもそも子育てはね、保育園に預けっぱなしにすることが間違っているんですよ。自分が子育てを放棄して働くこと、お金を稼ぐことに、夫婦ともに優先してしまって子供との会話を忘れてしまっている。
サービスを提供する側と受ける側ということではないですよ。
両方が一緒になって力を合わせて子供を育てる。

 いわば親戚にならなければいけない。親戚になれば盆暮れには挨拶をしなければいけないな。日曜保育だって順番にお母さんたちが皆の面倒を見てくれるように変わっていくんですよ。
税金で保育園が運営されているから、俺達は納税者だ。そんな事を言ったって、じゃああなたはいくら税金を払っているの、そういうことになりますよ。

 そうじゃない、お互い力を合わせて、親戚になって、子どもが本当にいい子に育っていくように力を合わせていかなければいけない。

 昔はそうだった。それが今みたいに権利を主張するだけのそして共稼ぎに勤しむだけの、家庭がなくなった、家庭を見失った、そして何かすれば市に行って文句を言う。それが普通だと思うような異常な状況になっちゃったんですね。

 それがこれから、もう行き過ぎたんだから直していかなければいけない。
いきすぎたんだから元に戻していかなければならない。

 一生懸命働いているでしょう。お父さんお母さんは働いている。だけども、その子供さんを預かっている保育士も一生懸命働いているんですよ。

 お父さんお母さんが自分の都合で、子供さんを迎えに来る時間が大幅に遅れたりするようなことがあれば、それがお世話をさせて頂いている保育士の生活にも影響してくることになるんですね。

 そしてそれはやはり、保育園の運営費を圧迫していくことになるんですね。
だから、俺は預けているんだから、客ではないかという発想は違うんじゃないですか。預けられている方もわがままを言われると生活が犠牲になっていくんですよ。最小限守らなければいけないルール、約束事ですよね。

 色んな都合があるでしょうけども、8時までというのであれば、8時までに頑張って迎えに来てもらうように努力してもらわなければならない。
そして、お互い同じ目線に立って、どうしたら子供のためになるか。どうしたら安全で健康で素直に育っていってくれるか、一緒に考えていかなきゃいけないんじゃないですか。」