2010年 2月 5日
公務員の不祥事相次ぎ2人免職
公務員の処分が相次ぎました。倉敷市は、万引きを繰り返したとして44歳の男性職員を懲戒免職処分にしました。懲戒免職となったのは倉敷市リサイクル推進部の44歳の男性職員です。倉敷市によりますとこの男性職員は去年9月5日、倉敷市水江の書店で、コミック本や歴史雑誌など10冊、あわせて7000円相当を万引きしたとして先月8日に窃盗容疑で書類送検されたということです。この職員は2005年と2006年にも万引きを繰り返したとして停職6カ月の処分を受けていました。倉敷市では先日、児童買春などの容疑で職員が逮捕されるなど不祥事が相次いでいて、伊東市長の名前で綱紀粛清と服務規律の徹底を指示しました。また岡山県教育委員会は女子中高校生を脅迫したり、わいせつな写真を撮ったとして起訴された津山東中学校の山本健司教諭を5日付けで懲戒免職処分としました。県教委は「携帯電話やネットの危険性を指導する立場の教諭が起こした事を厳粛に受け止めている」とコメントしました。

岡山県新年度は7億円収支不足
岡山県は5日、新年度予算の収支見通しを発表しました。収支不足は7億円で、長引く景気の低迷で大幅に減少する税収を国からの地方交付税で補なっています。石井知事が定例会見で明らかにしたものです。岡山県の新年度の歳入は6610億円の見通しで歳出の6617億円に対し、7億円の収支不足となっています。歳入では県税が長引く景気の低迷などで今年度に比べて約400億円減少した一方で、国からの地方交付税が約290億円増えています。収支不足の7億円は県の遊休地を売却して対応します。県では今月15日に新年度当初予算案をまとめ、2月議会に提案することにしています。

香川県が払う直轄事業負担金 減額
香川県が国に支払う直轄事業負担金が国の見直しを受け、今年度、約1億7000万円減ることになりました。四国地方整備局の井上清敬企画課長などが香川県庁を訪れ、説明を行いました。説明によりますと香川県の今年度の負担金は約44億4800万円で、国の見直しの方針を受け職員の退職手当や施設の改築費用などを除いた結果、今年4月に示した額より約1億7000万円少なくなったということです。国の直轄事業負担金は内訳が不透明などとして全国知事会が廃止を要望していて国は、先月、段階的に見直しを行い、2013年度までに全廃する方針を示しました。

西大寺会陽の刻印入りまわし作り
今月20日に行われる西大寺会陽で裸の男たちが絞めるまわし作りが岡山市で行われています。岡山市北区のこの貸衣装店では20年ほど前から西大寺会陽で裸の男たちが絞めるまわしを作っています。まわしは幅40センチ長さ10メートルの布を半分に折りたたみ、刻印を押して作ります。「備前國西大寺」と彫られた刻印は西大寺観音院から特別に借りたものです。このまわしは約1500本販売されるということです。西大寺会陽は今月20日に行われます。