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【大相撲】

元朝青龍関が引退太り ごっちゃんです4億円

2010年2月6日 紙面から

 電撃引退した元朝青龍関(29)にトータル4億円! 元朝青龍関の引退から一夜明けた5日、土俵上で獲得した懸賞金のうち、日本相撲協会にプールされている金額が1億8000万円にのぼることが分かった。退職金の3400万円、さらには特別功労金として貴乃花の1億2000万円を超える額の支給が、22日の理事会にも決まることが濃厚。ここに秋ごろ行われそうな引退相撲の収益を加えると、今回の引退で手にできる総額は約4億円になりそうだ。

 元朝青龍関は01年初場所の新入幕以来、史上最多となる通算7226本の懸賞を獲得した。懸賞金はスポンサーが負担しており、1本につき6万円。土俵上で直接手にできる懸賞袋には3万円が現金で入っている。残りの3万円のうち、5千円は取組掲載料・場内放送料として引かれ、2万5千円は協会がプールして、力士名義の通帳に積み立てる仕組み。引き出すのは自由で、税金などの支払いなどに使用する力士もいる。

 元朝青龍関の関係者は「横綱は1度も手をつけてない」と言う。つまり、7226本×2万5千円=1億8千65万円が貯蓄されていることになる。元朝青龍関人気で懸賞金のスポンサーが増加。その本数も激増したが、積もり積もって思わぬ金額まで膨れ上がっていたというわけだ。

 元朝青龍関は引退から一夜明けた5日、自宅マンションで休養した。引退当夜は同部屋の朝赤龍らモンゴル出身力士が集まって語り合ったという。引退後の手続きのため協会を訪れた付き人も「もうスッキリしているようでした」と話した。 (岸本隆)

 

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