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つぶれ排水管12メートル 仙台・高森陥没

ボーリングなどの調査結果を説明する泉区建設部の職員=仙台市役所

 仙台市泉区高森の市道と住宅兼医院の敷地などが陥没した問題で、市は5日、住宅兼医院の地中周辺に埋設された鉄製の排水管(直径1メートル)が、南北約12メートルにわたってつぶれていたのを確認したと発表した。

 泉区建設部は「升が壊れ、土砂があふれたとみられる上流の道路陥没とは状況が違う。管がつぶれた時期は特定できないが、陥没との関連性は高い」と説明する。掘削調査はひとまず終了し、10日の事故調査委員会で、原因をまとめる。

 住宅兼医院では昨年9月、敷地が直径5メートル、深さ3〜4メートル陥没した。市は昨年12月から直径3.5メートル、深さ約15メートルにわたって掘削工事をし、1月中旬以降は南北方向にボーリングやカメラによる調査を実施した。

 13地点のボーリング調査の結果、排水管がつぶれた位置を特定。排水管を通したカメラで、住宅兼医院の南側に約19メートル離れた地中で管につながる集水升を発見したが、破損は確認できなかった。

 市は今月中旬、住民説明会も開催する。陥没した市道は3月中に復旧する見通しで、宅地造成業者の三菱地所(東京)は地中の管にセメントを流し込み、空洞を埋める方針を示している。


2010年02月06日土曜日

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