岡山放送局

2010年2月5日 19時24分更新

県の財政収支7億円不足見込み


岡山県は5日来年度の収支のについて依然として7億円の収支不足になるとの見通しを発表しましたが、国から地方に配分される地方交付税などが大幅に増えることなどから赤字幅は今年度の当初予算より改善される見通しとなりました。

石井知事が5日発表した来年度の収支見通しによりますと県の税収は、景気の悪化の影響で法人事業税などが大幅に落ち込むことから、今年度の当初予算額と比べて402億円減る見通しだということです。

その一方で、国から地方に配分される地方交付税などが増額したことなどから一般財源や特定財源を含めた歳入見込み額の総額は6610億円となり今年度の当初予算に比べて78億円増える見通しです。

先月発表した来年度の予算要求額との収支ではおよそ7億円不足となっていますが、今年度当初予算で不足していた86億円に比べると収支不足は大幅に改善される見通しとなっています。

県ではこの収支不足を解消するために県が所有する遊休地を売却することでねん出するということです。

これを踏まえて現在、岡山県では来年度予算案の編成作業が進めていて、今月15日に発表されることになっています。