岡山放送局

2010年2月5日 19時24分更新

県内で橋の看板が盗まれる


山口県や広島県で橋の名前を記した金属製の板が次々に盗まれて問題となっていますが、岡山県が調査したところ、県内でも71の橋であわせて202枚の板がなくなっていることが明らかになりました。

県によりますと、盗難があったのは井原市や高梁市など県の西部や北部の9つの市町村に広がっているということです。

盗まれた板は71の橋の202枚で、被害額は1300万円になる見込みです。

このうち、吉備中央町高谷の「境橋」では欄干にボルトで取り付けてあった青銅製の板が盗まれているのが見つかりました。

県内ではおおむね10メートル以上の橋には名前がつけられ、名前を示す青銅製の板が4枚ずつ設置されているということですが、盗難があった橋は山間部の人や車の通行が少ない場所に集中していていつごろ盗まれたのかなどははっきりしないということです。

橋の名前を記した金属製の板が盗まれる事件は山口県や広島県でも相次いでいて板に使われている金属を転売するのが目的ではないかとみられています。

県は警察に被害届を出すとともに、今後、盗まれにくいよう板を溶接するなど対策を進めることにしています。