北区上中野1の宗忠神社(黒住忠親宮司)で11日、新春恒例の「どんど祭」があり、正月のしめ縄や書き初め作品などを燃やして、今年1年の無病息災を祈った。
124年前から続く宗忠神社の神事で、20年ほど前からは地元住民が各家庭の正月飾りなどを持ち寄る形にしている。
この日は、黒住宮司の祝詞奏上後、直径約4メートルの火炉に積み上げられた松飾りなどにたいまつで着火。参拝者らは、ぱちぱちと音をたてて2メートルほどの高さにまで上った炎に、丸餅を挟んだ竹ざお(約2・5メートル)をかざした。1分ほどあぶった後、神社が無料で提供するぜんざいに入れて食べていた。
岡山市立西小1年、林昌利君(7)は「今年は漢字をたくさん書けるように頑張りたいな」と餅をほおばりながら話していた。【松井豊】
毎日新聞 2010年1月12日 地方版