【バンクーバー栗林創造】フィギュアスケート女子のバンクーバー五輪カナダ代表、ジョアニー・ロシェットが4日(日本時間5日)、トレーニングのために滞在中のモントリオールで電話インタビューに応じた。金妍児(キム・ヨナ、韓国)とともに、浅田真央(中京大)、安藤美姫(トヨタ自動車)ら日本勢のライバルと見られるロシェットは、「五輪で表彰台に立つ可能性のある選手は5、6人いるが、私には3回転ジャンプがある」と自信を口にした。
ロシェットは昨年2月、今回の五輪と同じ会場で行われた4大陸選手権で2位(浅田は3位)。同3月の世界選手権(米ロサンゼルス)でも、安藤(3位)、浅田(4位)をしのいで銀メダルを獲得している。
カナダは五輪のフィギュアスケート女子で、88年カルガリー大会を最後にメダルを獲得しておらず、ロシェットにかかる期待は大きいが、「カナダのために頑張りたいとは思うが、責任感というほど強いものは感じていない」とし、「大切なのは私にできるすべてのことをするだけ。後はその日に何が起こるかです」と話した。
毎日新聞 2010年2月5日 17時43分(最終更新 2月5日 23時00分)