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立花隆が緊急寄稿(2)
「小沢不起訴」の先を読む

立花隆

 小沢不起訴で小沢は助かるのか? とんでもない。不起訴があまりにも不当であるがゆえに、小沢はむしろ大転落への道を大きく踏み出してしまったのだ。
 問題点ははっきりしている。小沢の三人の秘書は虚偽記載を認めている。彼らの有罪は確定しているといっていい(池田秘書のみ未確定らしいが)。ポイントはその虚偽記載は秘書が勝手にやったことで、小沢の指示・命令・相談・報告・了承などの関与があったのか、なかったのかである。
 あれば小沢は共犯、なければ秘書の単独犯である。

 常識的に考えれば、小沢の事務所は、いかなるワンマン企業よりも激しいトップダウンの組織で、秘書らは日常奴隷のごとくとまではいわないが、召使いのごとく仕えている組織なのだから、小沢が何も知らない間に秘書が勝手に何億円もの資金を動かすなどということがあるはずはない。

 今回起きたことは、そのあるはずがないことが起きたと、小沢も秘書も口裏を合わせ、その口裏合わせを検察は突き破れなかったということなのだろう。

■検察は思いこみを捨てろ

 だが、それは「これこれのことを小沢先生から命令されてやりました」というような秘書の百%の自白調書でガチガチに固めないと、立件できない(そこまでやらないと裁判で負ける)という従来の検察の固定観念がそう思わせているのである。

 その思いこみを捨てて、このようなケースでは、まず事務所の日常の金の動きと日常の小沢と秘書の関係を一般的に立証した上で、あとは間接証拠の積み重ねで、他の可能性(秘書の横領、泥棒など)をひとつひとつつぶしていけば小沢の関与は自然に浮かびあがってくるはずだから、それで充分と発想を転換していけばいいのである。

 あとは裁判官の常識的な当り前の判断力にことをゆだねてしまえばよいのである。本来裁判とはそういうものだと考えればよいのである。

 ガチガチの自白証拠で二百%固めなければこういうケースは立件できないなどと思うからつい自白を求めて無理な取り調べをすることになる。そして、検察憎しの立場に立つ一部マスコミにバカバカしい批判――たとえば、つい最近起きたと伝えられる(検察は事実無根と抗議)、子供を持つ石川の女性秘書を一〇時間も無理な取り調べをして保育園に通う子供を迎えにいけなくしたなど――を許してしまうことになる。

■筋の通らない小沢の弁明

 私にいわせれば、もう小沢関与の立証に充分すぎるほど充分な間接証拠の山を検察はすでに持っているはずである。
 あとはガチガチの自白証拠がないと立証に充分でないという固定観念を捨てて、早く法廷での立証合戦に持ち込むことだ。法廷での勝負に持ち込み、腕ききの立ち会い検事にすでに集めた証拠の数々を存分に使った立証をやらせれば、小沢有罪に持ち込むことは苦もないことだと私は思う。

 だいたい誰がどう考えたって、小沢の弁明は筋が通っていない。小沢の関与・了解なしに、四億円もの虚偽記載が小沢事務所で秘書の独断で行われるわけがない。法廷での立証は、通常の判断力を持った通常人(裁判官)を充分納得させられればいいのであって、そうむずかしいことではない。

 すでに、各種の世論調査で、小沢の弁明をそのまま信じている人などほとんどいないという事実の中に、裁判になったらどっちが勝つかがすでにあらわれているといってよいのである。こういう状況の中で、伝えられているように、検察はすでに小沢不起訴の腹を決めたというのがホントなら、それは検察が石橋を金づちやハンマーで叩きに叩き、ついにはショベルカーまでもってきてガンガン叩いた上で、結局渡るのをやめてしまったというくらいの度胸なしの決断をしたことになる。

■腕力ではなく頭の勝負

 思い出すのは、ロッキード裁判の立ち会い検事だった堀田力検事である。あの人は、法廷ドラマの検事役のような芝居がかったところは全くない人で、それこそ淡々というほかないような、静かに立証を詰めていくだけの人だった。しかし、しばらく時間が経過して振り返ってみると、実に見事に弁護側の逃げ道をふさいでおり、いつのまにか詰め将棋と同じように弁護側は雪隠詰めになっているのだった。ときどきチラリチラリとはさんでいく「あなた、その段ボールをどこかでちがう段ボールとすりかえてしまったとか、そういうことはなかったですか」などといった、一見バカげた質問が、あとからみんなきいてくるのだった。それを見ながらいつも「ああ、法廷立証というのは、数学みたいだ」と思った。いかなる推理小説よりも面白いと思った。

 いまの検察首脳にそういう頭の勝負ができる検事がいれば、「ガチガチの自白調書をちゃんと集めて来い」というような腕力勝負を挑まず、とっくに立件に踏み切って法廷勝負にもちこんでいたはずである。そして、すでに法廷で何度も尋問で小沢をキリキリ舞いさせ、誰の目にも小沢の敗北が明きらかになるという名場面を演出できていたはずである。

 ロッキード裁判は、そういう名場面が幾つも幾つも連続して出てきたからこそ、文句なしの検察側勝利に終ったのである。

■出発点となった「週刊現代」の記事

 小沢裁判だってそういうことは充分可能なはずだ。たとえば、一部の人にはよく知られている「確認書」の一件である。

 二〇〇七年二月二〇日、小沢は自ら記者を呼び集めて、不思議な「確認書」なるものを公開した。これは、「政治家小沢一郎」と「陸山会の代表者としての小沢一郎」の間にとりかわされたというおかしな「確認書」で、政治家小沢一郎は、陸山会所有の一連の不動産に対して、いかなる権利も保有していないことを、陸山会代表小沢一郎との間で確認するという内容になっていた。どういうことかというと、政治家小沢一郎は一連の不動産(いま問題の世田谷の土地から、都心部のマンションなど一時は合計一一件、一〇億円超の物件。現在は六件)の名義人になっているが、これは政治資金団体陸山会は法律的に「権利能力無き社団」であるため不動産の登記ができないので、その代表者の小沢一郎個人が個人名で登記しているというだけのことであって、政治家小沢一郎が登記したからといって、「政治家小沢一郎はこの物件に対して何の権利ももっていないことを確認する」とした「確認書」なのだった。

 なぜこのような奇怪な「確認書」が出されたのかというと、二〇〇六年五月に、「週刊現代」(六月三日号)にジャーナリストの長谷川学氏が、「民主党代表小沢一郎の“隠し資産”を暴く」という記事を書き、小沢がとてつもない一群の不動産物件をあちこちに隠し持っているという事実を詳細にあげたことに怒り狂い、長谷川氏と発行元の講談社を名誉毀損で訴えるという事件が起きたからだ――考えてみると、今回の事件は結局、この暴露記事から出発しているのだ。

■偽造された「確認書」

小沢の署名が二つ並ぶ「確認書」

小沢の署名が二つ並ぶ「確認書」

 この記事は、これら不動産は陸山会のものということになっているが、真実は小沢個人の隠し資産ではないのかと追及していた。それに対して、小沢が、いやそれら不動産はあくまで政治団体陸山会のもので、小沢個人とは関係ないのだということを示そうとして、この「確認書」を得意気に記者たちに示したのだった。

 そして、名誉毀損の訴訟では、この「確認書」を問題不動産が政治家小沢とは無関係であることを示す証拠物件として、東京地裁に提出したのだった。

 ここでいっておけば、このような証拠にはしかるべき証拠力がないとして裁判所の取るところとはならず、この名誉毀損裁判では、講談社側が勝訴、小沢側が敗訴している。
 さて、ここで私がいいたいのは、今回の事件の捜査過程でこの「確認書」が、小沢側が偽造したものであることが明らかとなってしまったということである。

 最近発行された「文藝春秋」二月号に載った小沢の石川秘書の地元秘書をしていた金沢敬氏の告発(「消えた五箱の段ボール」田村建雄著)によれば、昨年三月三日の小沢の秘書大久保隆規が逮捕されたときに、北海道から急ぎ上京して、大久保逮捕後の一連の証拠隠滅工作にまきこまれた経緯を次のように語っている。

「(石川は)『パソコンをどうするかも地検が来る前にみんなで話し合ったけど、さすがに今時パソコンがない事務所はおかしいので、残しておいた』などとも言っていました」

 このとき彼らが事務所に残してしまったコンピュータが検察に押収され、そのハードディスクの中身を解析していったところ、このコンピュータで例の「確認書」が作られたということがバレてしまったのである。

 そして驚くことには、その「確認書」の製作年月日が、実は問題の記者会見の直前であることがわかってしまったのである。

 さてここで注目していただきたいのは、上の「確認書」の小沢の署名部分である。ごらんの通り、もっともらしいものに見せるために、小沢は政治家個人の小沢一郎と陸山会代表小沢一郎を区別するために、印鑑を押している。
 これは裁判所に提出した証拠物件の偽造であるから、法治国家の根幹をなす重大問題である。

■予算があがった当日に逮捕された金丸

 昨日の小沢不起訴のニュースで、街の声を拾うと、釈然としない人々の顔が目立った。小沢にかけられた疑惑は何も解明されていないのに、小沢が早々と不起訴になってしまうのか、という感じの不満顔でいっぱいだった。それを見て、これは金丸信の佐川急便事件のときの黄色ペンキ事件寸前だなと思った。

 それはそうだろう。誰が見たって、小沢不起訴はおかしいのである。もし、本当に、これが「これで小沢は真っ白です」の不起訴なら、私だって、黄色いペンキを投げに行きたい。

 だけど皆さん早まってはいけない。これは「小沢真っ白」の不起訴ではない。検察はやろうと思えばあとを法廷勝負に賭けて、すぐにでも小沢を逮捕できるような材料をいろいろ手持ちしていながら、それをいま行使しないだけなのだ。法廷勝負に賭けたりせず百%の勝利を確信できるところまで一件を仕上げるための時間稼ぎ戦略に転じたというにすぎない。

 なぜか。
 消息通が解説してくれた。
「検察が政治家を捕まえる場合、検察は政治を混乱させることをきらいますから、時機を充分に見はからいます。
 基本的に国会の開会中は逮捕許諾請求が必要になることもあるし、政治的混乱が避けられないからなるべく避ける。
 検察が特にきらうのは、予算審議を混乱させることです。だから、これまでもいくつも例がありますが、予算がかかっている場合は、予算があがるのを待ってからやるのが普通です」
 そうなのである。
 金丸逮捕にしてもそうで、予算があがったら、その日にやられた。

■幹事長辞任か議員辞職か

 いまから予言してもよいが、小沢はもう終りなのである。小沢が不起訴で枕を高くして寝られるようになったと思ったら大間違いである。
 逆にこれから一歩一歩逮捕の日に向けて詰めの動きが着実にはじまったのである。
 それが水谷建設の一件でくるか、税金の問題でくるか、あるいは政党交付金の問題でくるか入り口はまだ定かでないし、多分幾つかの「合わせ技」でくるのだろうがどれとどれを合わせてくるかなど、まだまだ定かでない点が多い。逮捕の日も予算があがる日か、別の重要法案があがるのを待つのか、あるいは別の重要政治スケジュールがあがるのを待つのか、その辺もまだわからない。しかし、事件は、金丸事件になぞらえていえば、「黄色いペンキ事件の日」から「突然の金丸逮捕の日」の間の「いつ何が起こるかわからない危険地帯」に入ったのである。

 そして、小沢にもそれがわかっているのだろうから、そして小沢もバカではないから、おそらく予算があがる直前など、いよいよヤバイことがわかった時点で、あるいは自分のマイナスイメージが民主党支持率をどんどん下げだすのが明きらかになるなどの時点で、小沢は幹事長を辞任するだろう。

 あるいはさらに議員まで辞職して、それを代償に逮捕だけはまぬがれさせてくださいというような、検察の慈悲を乞うための検察との駆け引きに出るだろう。
 民主党の政治家の方々はそのときをにらんで、いまから身の処し方を考えておくことだ。
 これからすべての政治家が一瞬たりとも気が抜けない、そしてすべての政治家がその政治家としての器の大きさを問われる日が間もなく連続してやってくる。

(文中一部敬称略)

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コメント / トラックバック18件
  1. 恥の巨人 より:

    立花さん、あなた逮捕で終わりだと散々言っておきながらこの開き直りはなんですか?あなたこそジャーナリストとして終わりですよ。

  2. 東京T.S より:

    推定有罪の観点から文章を進めていらっしゃる。司法も民主主義も否定されている感じを持ちます。

    小沢氏も権力なら検察も権力です。しかも司法と検察は癒着しているので強大な権力。

    ジャーナリストは国家権力と闘うものと勝手に思っていましたが、どうもそうではなさそうです。

  3. 川崎 より:

     立花氏の思い込みと決めつけがあまりに激し過ぎて、冷静さを失った激情にかられてしたためた記事にしか思えない。
     一つ伺いたいのだがもし小沢氏が逮捕ないし幹事長もしくは議員辞職しなかった場合は立花氏はどのように責任を取られるのだろうか?いつも上記の類いの記事を読むたびに思うのだが、評論家やジャーナリスト(立花氏の場合は既に空想作家になられているようだが)の結果責任とはどうなっているのかと不思議でしようがない。
     是非、ご自身の予言が外れた際は潔く筆をおいて頂きたいが、どうでしょうか。

  4. 年金生活者 より:

    読んで深く感銘しました。
    私は今まで小沢氏のことをいわゆる政治資金問題で限りなく黒に近い灰色の人
    として理解してました。
    小沢氏は政権与党実力NO1として驕りの言動が目立ち、民主党の中では
    誰も意見できる人無く非常に独裁色が強くなってます。
    民主主義を危うくする独裁者の存在は国のために決して良くありません。

    このたびの検察の捜査にはその点で拍手を送ったのですが、
    残念ながら不起訴処分が下りがっかりしてます。

    又民意が高じて小沢氏降ろしの声広まれば5月頃辞任して参院選に備える、
    そしてここで勝利し再登場すると昨年と同じ2匹目の泥鰌を狙った動きもある
    ということも誠しやかに民主党応援者から聞こえてきます。
    これでは本当の独裁政治に至ることとなります。
    私は今の自民党はもはや再度与党になる力は無いと見てます。
    本当に日本の将来を憂いこれを良い方向に導く指導者群(民主党でもかまわない)
    が出てくれれば大変良いと思ってます。
    この中にあって筆者の力強い文には賛同致します。
    これからも国民を勇気つけて下さい。

  5. 横地 雄二郎 より:

    立花様、私は、大した知識も政治学的な素養も無い一市民ですが一言だけ言わせて下さい。昨年、日々、生きるか死ぬかぎりぎりの生活の中から藁をもすがる思いで政権交代に掛けた一人です。その時の思いは今も変わりません。とにかく、少々、金銭的にまずい面が在ろうとも新しい人たちに、根本的この国の舵を切り直して貰いたいと言う思いです。その思いで、実際、民主党政権がどのような政策を実行して行くのか息を呑みながら見ていた所です。そこにこの騒ぎです。事件の内容が、上記の多くの国民の最後の一縷の望みを根本的に裏切るものであるなら許せませんが、報道されている内容程度のものであるなら、甘受します。それよりも、一刻でも早く現状を変える具体的な政策を実行して貰いたい。今の検察の動きは、この多くの国民の思いに反するものです。横槍を入れないで下さい。小沢幹事長を始めとした、民主党政権の今後は、実際に実行された政策を見た有権者が決める事です。

  6. 鵜飼保雄 より:

    「小沢、不起訴、不当」で、ネット検索していたら、偶然みつけました。とても素晴らしいご意見を有難うございました。まったくその通りと存じます。鳩山といい小沢といい、一般人なら当然有罪になるものが不起訴で終わるなら、彼らがとくいう「国民のみなさん」が納税をきちんとする気持ちを完全になくすことでしょう。現に、国会での鳩山の答弁が「ばからしくて」聞いていられなくなっています。(某上野高校出身)

  7. sky より:

    推定無罪の原則が尊重されておらず、小沢氏即ち巨悪であることを前提とした論理の展開で、識者の文章としてとても賛意を表する事が出来ません。政治と金の問題への本質的大局的視点、及び人間としての、一政治家としての小沢氏を深く掘り下げた上で再度ご寄稿願いたい。

  8. 佐竹 より:

    立花氏は「一部マスコミにバカバカしい批判――たとえば、つい最近起きたと伝えられる(検察は事実無根と抗議)、子供を持つ石川の女性秘書を一〇時間も無理な取り調べをして保育園に通う子供を迎えにいけなくしたなど」の検察の違法すれすれの捜査を糾弾した上杉氏の批判をバカバカしいと、おっしゃるのでしょうか?

    小沢憎しで検察の敗北が確定した今、普段は冷静な立花氏が感情的になるのも分からないでもないですが、権力者である検察が弱者であり一般女性をこのような形で(違法すれすれ)で取り調べたことに対し、それを非難する上杉隆氏は決して間違っていないと思います。

    それとも巨悪、小沢一郎を逮捕する名目なら、違法だろうが、弱者をおとしめるだろうが、どんな手段を使っても逮捕すべきだとお考えなのでしょうか?

    膀胱癌を煩い、この先が長くない立花氏は何をそんなに焦っているのでしょうか?

    氏の文章からは単なる小沢憎しの安っぽいアジテーション的なものしか感じられません。
    氏の著作を沢山読んできた一ファンにとっては至極残念であります。

    何故、小沢一郎問題になると、理性を失い、自分を見失ってしまうのでしょうか?

  9. Q より:

    私は小沢の敗北とは思いません。参院選前に日本の法を無茶苦茶にしておいて、三権分立を破壊し、外国人参政権や人権擁護法で中韓、利権ヤクザを抱え込んでしまえば、例え不利な状態に一時沈んだとしても復帰可能でしょう。12月からの小沢の挙動を見ればわかるように、自我をたいして主張しない真面目な日本国民の意見など奴にとってはゴミのようなものです。今回は不起訴でしたがまだチャンスはわずかに残っています。今回の件を見てもわかるように小沢は民主党の心臓です。致命的な打撃を与えなければあと1,2ヶ月の内に日本にとって本当の手遅れな状態がやってくるでしょう。楽観している場合ではないのでしょうか?

  10. 大畠佐代美 より:

    すっきりします。逮捕を待ちます。

  11. 瀬下満義 より:

     立花隆さんは純なお方で、検察の正義を信じておられるようです。しかし私は、検察はチンピラ公務員に成り下がってしまっていると見ています。今度の小沢事件もチンピラ検察の暴走に過ぎないでしょう。検察の能力、力量も著しく低下しています。人間らしい理性さえも失っているように見えます。
     官僚が立派だった時代は終わり、彼らはいつの間にか時代遅れの集団となり、腐敗堕落してしまいました。方向感覚を失った検察は、社会や国民の利益よりも自分達の利益に固執するようになったのでしょう。そして、権力を振り回す、たちの悪いチンピラ公務員に成り下がったのです。立花隆さんも官僚とともに時代遅れになってしまったのでしょうか。何かを勘違いしているように思われてしかたがありません。

  12. 東風平尚 より:

    長年の立花ファンですが、この記事には幾つか疑問あり。①陸山会の隠し資産なるものの実態について(利殖目的なのか秘書用住居なのか?この間5件が処分されているからその売却益に関する究明は?)②平成6年の確認書なるものが偽造文書とする断定根拠について(週刊現代記事に対する単なるプロテクト・釈明文書に過ぎないというだけで法的証拠文書としての有効性に疑問あり。)いつもの立花氏にしては緩い緊急寄稿なのでいささか物足りない。以上

  13. 宮元真砂子 より:

    こころ強いお話、嬉しくなりました。私も一人でも多くの人に話、民主党に投票しないよ

    う呼びかけていきます。

  14. 水野久志 より:

    小沢氏は検察と裏取引をして逮捕されないような予想をしていましたが、立花さんの論説を読むとそうあってほしいと思いました。
    ただ国民としては小沢幹事長温存では民主党には断固反対したいと思います。

  15. 岡田真希 より:

    初めてこのサイトを拝見させていただきましたが、あなたもマスコミ同様、官僚の側の人間なんですね。
    残念です。
    もはや検察が官僚(検察も官僚です)とグルになって、小沢さんを潰そうとしているのは明白。起訴出来なくても国民に小沢さんの悪いイメージをすり込む事が目的な事ぐらい国民は薄々気がつき始めています。
    今必要なのは、官僚や自民党の圧力に立ち向かい、国民の側に立って真実を報道してくれるジャーナリストです。
    日本にそんな勇気のあるジャーナリストはいないんですかね。

  16. 一国民 より:

    立花氏こそ思い込みを捨てろと言いたい。
    事実に基づかない、自分の解釈だけで事を論じているのがあまりりも見苦しい。
    これが知の巨匠とも言われた立花氏の論述なのかと非常に残念に思う。

  17. R.T. より:

    選挙で連続当選する人物が、得がたい人材であるというのは世界の常識。
    明確な収賄の証拠でもない限り捜査などしない。
    公務員試験だけの人間を評価する日本が異常なのです。
    立花氏のような方がこういうテーマで研究されれば大変興味深いと思います。

  18. 竹中紀子 より:

    小沢氏の独裁者的資質は「そんなことは政権とればどうとでもできる」という言葉に顕れています。ヒトラーとなりうる危険性を感じます。また小沢朝貢外交は、おぞましいかぎりで早い内に何とかしないと、日本国民の自由が奪われて、チベット、ウィグルと同じく日本自治区になる可能性すらあると思います。単なる資金報告書虚偽記載の問題ではなく、小沢氏のお金の流れはもっと深く、どれだけ知らぬ存ぜぬを決め込んでも白に演出できないものだと思います。小沢氏は説明責任を果たす義務があります。どうか真のジャーナリストとして、真実を手放さずに頑張ってください。

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