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【大相撲】当選の貴乃花親方、支持ではなく批判票? 手腕は未知数 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:大相撲改革
事前の下馬評を覆し、日本相撲協会の理事選で奇跡的な当選を果たした貴乃花親方。所属した二所ノ関一門から離脱して出馬し、当選した事実は、「一門制度」など角界の旧習に一石を投じたといえる。だが名声を誇った大横綱も、理事として何ができるのか、何をしたいのか−のビジョンは明確ではなく、手腕には疑問も残る。
投票が終わり、協会の事務員が慎重を期して5度も集計をやり直す。さらに立会人と選挙管理委員の親方10人が票を確認。そして得票数の多い候補から名前が読み上げられた。
「放駒11、二所ノ関11…貴乃花10…大島8」。予想外の結果に、「会場はしーんとしていて、喜びを表現する人はいなかった」とは貴乃花派の1人、常盤山親方(元小結隆三杉)だ。
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貴乃花親方の“造反”は、かえって各一門の結束を強めたようにも見えた。これまで理事1人ずつだった時津風、高砂両一門は、もう一つの理事枠を狙って選挙協力を行い、浮動票の流出を防いだ。記入した投票用紙を一門の代表者である立会人に見せるなど、単記無記名とする寄付行為施行細則(日本相撲協会のルールブック)の意図に反するやり方で締め付けを強めようとする動きもあった。
だが、こうした動きは社会から反発を受け、所管する文部科学省が確認する事態に発展。これを受けて選挙管理委員会が不正排除の工夫をしたことは、評議員に、一門の縛りに反して貴乃花親方に投票する選択肢を与える結果になった。