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12.6日 『勝谷誠彦のxxな日々。』初のライブ放送はトラブル続出。しかしそこには新しいメディアとしての大きな可能性が。

2009 年 12 月 7 日 コメントはありません

今日の午前11時から、『勝谷誠彦のxxな日々。』ライブを行いました。
毎日配信している『勝谷誠彦のxxな日々。』 のライブバージョンという初めての試み。
写真を入れました。

もともとは、3月で終了したTBSラジオの名物番組「ストリーム」のあとに、「何か声を届けるようなものをやりたいよね」というところから始まった話で、想定しているのは「オールナイトニッポン」みたいなラジオです。

で、今日は彼の49歳の誕生日でもあったので、「では、誕生会をやって生中継しちゃえ」ということになりました。
場所は、半蔵門の私の事務所。

対象はメールの購読者だったので、メールでしか告知はしなかったけど、USTREAMを使うので、偶然気がついてしまった人は見ることができました(^^;。

しかし、この配信が大トラブル!

最初のセッティングは以下のとおり

マイク2本+SP-555を4chミキサーに入れ(この間買ったミキサーは今回お休み)、アナログ出力をキャノンのビデオカメラに突っ込んで、映像はそのカメラで撮影し、出力(IEEE1394)をiMacに入れて、USTREAMに送る

前日のテストではなんとも無かったのに、本番直前になったら、なんと「Safariのflashアプリは原因不明のエラーにより終了しました」といったようなメッセージで落ちてしまう!
再起動をかけても同じ、FireFoxでも同様。
(あとで見たら、「*Requires Flash Media Encoder 3.0 or higher」という記述があったけど、これかなあ)

「あと15分です」

迂闊屋(勝谷メールのスタッフ)さんの淡々とした声が響く。

急遽、ビデオカメラからウェブカメラに

急遽、ビデオカメラからウェブカメラに

焦った末に、一か八か先月高野さんのライブ配信を行ったセッティングでやることに変更。

マイク2本+SP-555を4chミキサーに入れ(ここまでは同じ)、アナログ出力をローランドのUA-1Gに入れてMacBookAirに突っ込む。映像はwebカメラをそのままMacBookAirにつないで、USTREAMに送る

これもSnowLeopardとSafariの最新版であり、パフォーマンス的にはiMacよりも非力なのに、なぜか落ちずに最後まで配信はできた。

ところが、ここで大チョンボ!

半分を経過したところで、モニター用のMac miniで音声を聞いてみると、なぜか流しているはずの曲が聞こえない。しかも、テーブルにモノを置く音や雑音が入っている。
変なエコー音(声が部屋に反響している)も聞こえる。

「もしや?」と思ってUSTREAMの設定を見ると、なんと入力が「Built-in Microphone」となっているではないか!つまり、一生懸命設定したマイクなどは一切使われず、MacBookの内蔵マイクで全部拾っていたことになる。

なんたるマヌケ!大チョンボ。あー恥ずかしい:oops:

MacBookの内蔵マイクがそこそこキレイに声を拾ってしまっていたので、気がつくのが遅れてしまったわけです。

さあ、ここで悩んだ、あと10分。

切り替えはほんの一瞬。
でも、もし何らかの要因で音が繋がらなくなったら。切り替えるときに説明も必要だし。

「声は聞こえているんだし、ここで音が途切れたらまずい」ということで、ひそかに続行を決意。
せっかく、オープニングや途中の曲もいろいろ考えてあったのに・・・(号泣)

というわけで、聞いてくださったみなさま。
次回があるとしたら、音声は格段に良くなります(^^;。

現場はこんな感じ

現場はこんな感じ

しかし、勝谷さんの話は大いに盛り上がり、終わってから頂戴したメールでも反応は非常に良かったので、「またやりたいね」ということになりました。
放送禁止用語もバンバン飛び出し、スポンサーや特定組織に配慮するとかあらゆる制約が無いので、捕まえてきて動物園のオリに入れていた猛獣を、ジャングルに返してあげた感じ。
その分、注意しないと命が危ないけど。私も(^^;。

あくまでもメール購読者のみなさんをメインの対象として、『勝谷ラジオ(仮名)』は基本的にオープンにし、ツイッターとも連携させたいと、今のところは考えています。

次回は、このブログやツイッターでも告知しますので、ぜひご覧下さい。

それと同時に、他の企画もいろいろ考えているので、お楽しみに。:o

11.18水 シンポジウムや講演会などに良さそうな、簡易ライブ配信システム

2009 年 11 月 19 日 コメントはありません
UA-1G

UA-1G

今日は、メール配信で大がかりなシステム変更を行ったため、ツイッターもできなければタイムラインを見ることすらできなかった(涙)。まあ、たまにはこんなこともなければ、いつも遊んでいると思われちゃうもんね。
というわけで、関係者には御礼を申し上げます。本番は明日からなので、しばらくはトラブル対応をよろしくお願いします(業務連絡)。

昨日は、機材で「UA-4FXを使う」と書いたけど、考えてみたら「(以前紹介したUA-1Gがあったんだ!」ということに気がつき、試してみたらなんとか成功。(^^)v
マイクで拾った音声をデジタル化してUSBでパソコンに取り込む機器。ミキサー機能はないけど、USBバス・パワーで動作するので、持ち運びにも便利だし、非常に使い勝手が良い。

今回、マイクはもらいもの(借りてるんだっけ?)を使うので、新規投資としてはウェブカメラの5,000円弱。

まあ、マイク端子とヘッドフォン端子の付いているパソコンだったら、マイク内蔵型のウェブカメラだけで音声付きのライブ配信が可能だけど、それだと、声が聞き取りにくい場合が多い。このシステムの特徴は、シンポジウムや講演会などで音声をそこそこしっかりと取ることができて、映像は固定アングルが基本だということ。やはり、対象によって機材もいろいろ変える必要がありますね。

というわけで、あとは現場のネット事情や機材トラブルが心配ではあるけど、うまくいったら明日(19日)の午後2時40分ごろから約90分間の間、以下に何かが映ります。

Ch. VOICEJAPAN Streaming .TV shows by Ustream

11.17火 個人でも簡単にインターネット上でライブ配信が出来る時代。問題はコンテンツ。

2009 年 11 月 18 日 コメントはありません

木曜日に業務上の大作業とイベントがあるので、次回更新はたぶん金曜日か土曜日頃の予定。

以前から懸案だった、USTREAMとスティッカム(Stickam)でのライブ配信を実際にやってみました。

BSW20K04HGM

BSW20K04HGM

カメラは、iMac内蔵カメラとBuffaloのBSW20K04HGM。

音声はとりあえずBSW20K04HGM付属のイヤフォンマイク。

両方とも思ったよりも簡単にできたけど、しっかり活用するには何度か試してみないとダメかな。

まだ双方の違いが良くわからないけど、1回だけやってみた感じでは、

  • 映像主体で見せるにはUSTREAM
  • コミュニケーションを重視するにはStickam
  • TwitterやFacebookなどとの連携にはUSTREAM
  • 敷居の低さではStickam(日本語化されている)

といったところかなあ。

回線の安定性や音声の具合などは、他の人の感想を参考にするか、実際に自分でやってみないとわからない。

サイトの雰囲気や、ツイッターとの親和性からするとUSTREAMなんだけど、特にコメントは必要ないといった場合や、とにかく気楽にやりたいという時にはどうもスティッカムの方が合っているような気がします。

今考えているのは、今週と12月上旬のイベントのライブ配信をテスト的に行うことなので、今週の配信はUSTREAMで行い、12月はスティッカムにしようか・・・。

あくまでも、現在考えているのはラジオ。映像はオマケ。

UA-4FX

UA-4FX

事務所をスタジオっぽく使うことを考えると、最低8チャンネルくらいのミキサーは欲しいけど、「出張セット」みたいなものも作る必要があると思うので、上記のカメラに加えて揃えるのは、古巣のローランド(EDIROL)UA-4FX。
これならMacBookAirでもUSBから音声を取れるので大丈夫のはず。

というわけで、実際に決まったら、このページ内かサイドバーに映像を流します。

11.11水 行政史上画期的な出来事だった『事業仕分け』。メディアにおいても、一つの大きな出来事があった。

2009 年 11 月 12 日 コメントはありません

最近更新頻度が落ちているのは、単に忙しいと言うこともあるけど、ツイッター疲れというのもあるかもしれませんね。

・・・
さて、今日は非常に興味深いものを見せてもらった一日だった。
なんだか、ここ一ヶ月は、泣いたり感動したりヘロヘロになったり、毎日脳みそがジェットコースターに乗っている感じ(物書きだったら、もうちょっと気の利いた表現をするんだろうなあ)。

今日は昼前に、最近おつきあいいただいている@muratanobuyukiさんのつぶやきを見て、「おお、今日から事業仕分けか」と紹介されていたネット中継のサイトを見て唖然。

事業仕分け自身の迫力がかなりあったこともあり、@soranoさんによるUSTREAMを使ったライブ中継+ツイッターの臨場感はすごかった。
ちょうど前夜から、死体遺棄容疑でしかない市橋容疑者に群がる無意味な報道陣の映像を、嫌と言うほど見せられてうんざりしていた。それもあって、事業仕分けのライブ配信では、メディアとしての斬新さと「これは日本の行政史上画期的なことだ」との思いが交錯し、一人で興奮しながら映像に見入ってしまった。

午後、朝日新聞社の3名に仲介役の私の友人Sさんを加えた4人が来社。
相談というか懇談的なものだったけど、話題がインターネットだったので、そらのさん配信の映像を見てもらったところ、4人とも非常に興味を持ったようだった。

その中の一人、朝日新聞編集委員の一色清氏は、『報道ステーション』でちょうどこの時のことをコメントした。古館さんはピンと来なかったかもしれない。でも、この感覚は実際にあの映像とツイッターのタイムラインを見た人じゃないと実感として掴めないんじゃないかな。

ライブ中継は、行政刷新会議のサイトでも流していた(これはこれで素晴らしい!フルゲンさん頑張った)ようだけど、やはり臨場感と迫力で言えばそらのさんの中継に優るものは無かった。夜のニュースでも、やはりこの迫力は出せていなかった。

この「そらの」さん。郵政選挙の時の泉あいさんを思い出させる。

若い女性が、一人でデジタルガジェットを持ってどこにでも突っ込んでいく。
泉さんは、ただのブロガーだったのに、各政党の党首・幹部クラスに次々と単独インタビューを申し込んで実現させた。今は元気かなあ。

そらのさんも、どこにでも飛び込んでいく。そしてライブ配信をしてしまう。

「お金がない」というのも二人に共通しているようだ(^^;。つまり、営利目的ではなく、個人的興味?と社会的責任?と自己実現?・・・良くわからないけど。
これこそ本人にこちらがインタビューしたいくらい。おそらくそういった話もすでに来ていることでしょう。

この事業仕分けは「完全公開」であり、一般市民が傍聴することができる。
公式サイトでのライブ配信もあったけど、そらのさんのライブ配信は、これこそ最先端の市民記者であり、私は「市民ジャーナリズムもここまで来たか」と感慨にふけるのである。

本当は、JanJanで記事に動画を入れられるようにしたときも、ライブではないにしてもこういった市民記者+映像のスタイルは想定していた。でも出来なかった。それはきっと、そらのさんのような人物が登場しなかったからでしょうね。

まだ事業仕分けは続くので、このライブ配信も続くようだ(資金は大丈夫なんだろうか?)。

事業仕分けは、仕分ける方も仕分けられる方も、かなりきつい精神状態の中で業務を進めていくことになり、冷徹にも映像はそれをそのまま流し続ける。それをそのまま国民が編集無しで知ることの出来るメリットは限りなく大きい。

事業仕分けのあとも、おそらくそらのさんは注目されるでしょう。
たまたま今日、朝日新聞の3人と、夕方にメール配信の件で打ち合わせした勝谷誠彦氏に、そらのさんを紹介した(と言っても私も面識無いんだけど(^^;)ことは、偶然ではなく必然であったと思いたい。