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【社会】

「区切り」「なぜ居座る」 東海の政界、市民の声

2010年2月5日 朝刊

 自民党では、愛知県連の長坂康正幹事長が「秘書3人の起訴は重い。本人の政治責任は問われるべきだ」と小沢氏を批判。岐阜県連の猫田孝幹事長も「道義的責任は当然ある」と幹事長辞任を求める。公明党三重県本部の中川康洋代表は「政治倫理の問題は残っている」とし、今後の国会論戦での事件解明に期待を示した。

 一方、身内の民主は、愛知県連代表の伴野豊衆院議員は「小沢氏の嫌疑が晴れ、一つの区切りがついた」と淡々。進退問題も「石川議員らの公判の状況をみながら冷静に対応すべきだ」と述べた。

 岐阜市の会社員野村忠さん(34)は「法的に許されても社会的に通らない。幹事長に居座るのが理解できない」と批判。

 名古屋市緑区の無職川村忠司さん(76)は「鳩山さんが引導を渡すべきだけど、優柔不断だから無理だろう。民主でも自民でもない第3の党が出てこないか」と無力感をにじませた。

 元秘書らの起訴にとどまった決着に愛知県蒲郡市の主婦広浜洋子さん(52)は「検察はもっと踏み込んでほしかった」。津市の主婦田村葉子さん(38)は「鳩山首相もそうだが『秘書がやった。自分は知らない』といつものパターン」と嘆いた。

 

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