GX2-SPS

 

 

     

 

このプラネタリウムが2008年まで営業運転を行っていました。 本体は平成2年生まれのものです 建物の転用利用のためにプラネタリウムは閉鎖されましたしばらくの間はドームの中にビニール袋に入れられて保管されていましたが ドームを利用するために倉庫に移動しました。再稼働を希望していたようですが、残念なことに 撤去になりました   ビルの屋上に設置されていたために 本体が通常の出入口からでなかったため恒星球部分を分解してクレーンで下しました。本体には10mの刻印がありますがドームを実測すると12mありました すべての投影装置は10mから14mまで利用が可能でsあるとともに実験してみると7m−15m程度でもピント調整で投影が可能のようです

 

 

 

 

 

GX2-SPS 詳細


本体部分

本体部分は方角決定用の台座の部分には 大きなスリップリング2枚 及び回転用のおおきなギアがが入っており分解できませんので 恒星球の部分とスカイラインの部分分解してあります。 またスカイラインの表示部分のスライドも取り外してあります。すべて番号が打たれているのと、できる限りの元の位置を記録してありますので元の位置に戻せます。

ボディにはあまり知られてはいませんが、十字のあわせマークがあります。位置合わせがカンタンに行えます

   


コンソール

本体コンソール とオーディオ サブCPUの3卓構成です。それぞれのコンソールには床下で配線が入るために床上げのための台があります

 

電源部分

直流電源盤

電源は本体に電源を加える直流電源盤があります。本体は、直流で作動する部分が多くあります。

そのための電源を供給するための電源です。内部には万一の停電のために バッテリーが組み込まれており、投影中であってもバックアップが可能になっています。定格は単相AC100V100A

調光制御盤

プラネタリム全体の照明や、惑星などの明るさをコントロールしているのが、この制御盤です。恒星を含め、すべての電球の明るさのコントロールをしています。内部には惑星や構成など1つ1つにブレーカーがついており、万一のトラブルからシステムも守ります。

モーター制御盤

プラネタリウムは方角 緯度 日周 才差という4軸でコントロールされます。ほこのほかには、惑星の投影などにもモータは使われています。これらの運動をさせるのがモーター制御盤です

 

これら本体とコンソール 電源ユニットの3ブロックがあって初めてすべての操作が可能になります。

 


  本体の仕組み

恒星球を映し出すためには本体の中にハロゲン電球が入っています。これさえ点灯させればとりあえず恒星投影が可能です

 ←恒星球の内部にはハロゲンランプが入っている

惑星は恒星とは別に投影されます 南北の棚にある惑星投影装置に電源を加えないとなりません。

 

惑星(月 太陽を含)ははすべて独立した電源系統で作動をします


北棚付近のアップです真中にあるのが、北極星の投影機です。もちろん恒星の中にも北極星はあるのですが同じ場所を補助投影装置で

カバーしています。

 

 


補助投影装置

本体は星 惑星など以外に 演出上の投影装置があります  たとえば天子午線 黄道線 などは別に投影されます   

 

ちなみにこれら投影装置はすべて同じもので 内部に入っている原板のみが違います

 


おなじみの東西南北をという特徴ある文字を出す投影装置。


朝焼けけ 夕焼け投影装置です。


棚には補助投影装置が約30台あります

スライドを投影するためのものです 周回棚には ほかにも

太陽系表示装置 オーロラ投影装置

流れ星投影装置 夕焼け投影装置 月齢表示装置などほぼフルオプションです

 これらオプションだけでも楽しいですよ


再組み立て

分解するときにすべての配線につながる先のマーキングを行いました。そのため電線の接続先を探すだけで再組み立てが可能です

ただしコネクタの4mm程度のネジ ワッシャなどは

一つにまとめましたので不足があるかもしれません

また本体の詳細な説明書が付属し 布線図もありますので問題なく際組み立てが可能と思います 

本体の大きさは2m×2mで重さが800kg  恒星球(南北球 南北棚)

スカイラインなど付属装置すべて装着すると

を合わせると1200kgあります

また電源も380kg コントローラーは280kgありますので 移動には4tトラック1台と2tトラック(1t以上のクレーン付き)が必要です。

 

 

SPS分解の様子です

装置はビルの屋上に設置されていました。そのため、正常状態では屋外には出ません。そこでドーム出入口のサイズまで分解をしました

はずしたのは本体の恒星球の南北と惑星棚の南北です また本体フレームの部分までです。またスカイライン投影の部分を外して1800mm×1900mmのドアから搬出しました。よってこれらを復旧すれば再稼働をします。以下分解手順を紹介します

再稼動のためにすべての電線にマークを打ってあるとともに正常状態の写真が約100枚あります。もちろん回路図 接続図もあります。

 

正常起動後 自動フォーミング機能で2009年9月4日に移動。操作をマニュアルへ切り替えてから北位置180度原点180度で機械を停止しました。 この段階で電源をOFFにして作業を開始しました

惑星棚切り離し作業は北半球の北棚から始めました接続配線コネクタ4カ所を外し北棚は6角4本で固定されていましたのでねじを取り外し北棚をはずしました北棚にある惑星投影装置は分解すると復元が手間なので 棚部分はそのままとりはずしてあります

 

                                               恒星球南北取り外し 

恒星球についている1等星などの投影ブロックすべてをとりはずしました。

接続される番号は投影機本体に記載しました

同時に子午線投影機夕焼け 朝焼け投影装置を取り外しました

そのほかの補助投影装置などもこの段階でとりはずしました 

 

 棚の部分は惑星投影ユニットがギアで固定されています。また角惑星投影ユニットは

棚の固定棒で光が途切れることを防ぐために2個が1セットで装着されています。この部分のギア類は触ると、面倒なので、そのままです。

恒星球の内部への配線は耐熱電線になっていますので端子台から切り離しました 耐熱電線は南半球のスリップリングの端子台がありそこでつながっています 恒星球との接続口は2カ所  端子台も2カ所でです。  恒星球はアルミ製で6mmの六角ボルト8本で固定されていました 

同様の手順で南半球を取り外しました

 


本体取り外し

恒星球の南北を取り外すと ボディが残ります。このボディは6角4本で固定されています

 軸部分は東と西部分のスリップリングで固定されていましたので全数とりはずしました。

 注意 この部分のスリップリングは外れやすいので保護しました 保護テープを外す時は注意してください。同時にスペースライトなどの付属ランプもとりはずしました。ボディにある 補助投影装置もとりはずしました。 


  ボディの取り外し

仮枠の設置しました。ボディをクレーンで釣って取り外しました。本体の支持アームを緩め折りたたみました

 スカイライン取り外し

スカイライン用投影台を含めるを本体サイズが2mを超えてしまいますので投影装置を分解しました

1ステーションのABの2台が入っていますので総数は16台あります。スカイラインの投影器だけで約100kgあり 配線はコントローラーへの送り配線だけなのですべて撤去し一つにまとめました 配線は本体回転台の下に格納しました

  コンソール卓切り離し

コンソールの下にはフラットケーブルが直接配線されていますので 注意してとりはずしました。コンソールには98xlが入っていました。取り外して保管しました。また コンソールの中にはHPのGPiBのコントローラが固定されずにはいっていましたのでおなじく取り外して保管しました。

 


電源ユニット切り離し

直流ユニット切り離しました バッテリーの残量があるので バッテリー端子を外しました

Ups切り離し、接続ケーブルを箱にまとめました。オーディオ卓をきりはなしました

  ドーム円周棚にある周辺スライド装置20台撤去 およびコントローラー撤去しました

演出用ライト 撤去しました。円周にあったスライド ミニプロのドライブ回路、は照明制御板からコネクタなしで配線されているので1−140番までのジャンクション部分は切断しました。

円周棚 3番目にある周辺スライドを撤去しました。雷発生装置 オーロラ発生装置 太陽系表示装置、および夕焼け発生装置を回収、これらのトリガーboxは電話線のようなop線を利用しており 直結されていたので切断しました。

 円周棚 1番目にある周辺スライドを撤去しました卓撤去 及び下回り配線整理しました

ミニプロは約20台あります。フェードユニットはすべて同じものなのでフェードユニットとしてにまとめました。

   搬出      

 

 

 

yayahooIDをお持ちでない場合、直接メールでご連絡ください。メアドは下です

またプラネタリウム本体の老朽化による撤去、入れ替えなどをお考えの方もいましたらご連絡をお願いします。本体を中に入れたあとに増築されて屋外に搬出できない本体は多くあります。

また、部品の供給停止による修理不能、ステッピングモータ系不良などで稼動できてないもの部品もひょっとしたらあるかもしれません。ご連絡ください。

本体の撤去もしくはコンソールのみの撤去もお受けしております。

 

gx2sps@gmail.com