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2010年2月 5日 (金)

プリウス騒動収まらず

トヨタがプリウスのブレーキ抜けについての会見を行った。今回の症状を「ハイブリッド車のクセ」というのは多少無理ある。しかも自動車会社のナンバー2がブレーキの踏み方のコーチをするなんて自動車の歴史じゃ皆無かと。対応済みの制御ユニットやソフトがあるなら、既納車も可及的速やかに対応したらいい。

今回はメディア対応&ユーザー対応が上手じゃなかったと思う。ちなみにディーラーは素早く動き始めており、私の担当セールス氏からもクルマの状況の問い合わせあった。ディーラーの実力のあるトヨタ店やトヨペット店は大きな騒ぎになることも無かろう。アフターサービスのノウハウが少ないネッツ店あたりはドタバタするかもしれません。

それより問題はアメリカだ。向こうのTVニュース見ると、もはやトヨタ叩き一色という感じ。クルマ社会のお国柄とあって、トップニュースからしてトヨタである。15分以上に渡って取り上げているチャンネルも少なくないから驚く。今のところアクセルで盛り上がっているけれど、やがてプリウスも俎上に上がってくることだろう。

トヨタはこの騒動をどこまで大きくしたいのだろうか? それとも本当に解決策が解っていないのだろうか? 最近のトヨタを見ていると、貿易摩擦で大バッシングを受けた1980年代前半のような企業姿勢になってしまった感じ。決算の黒字化という明るいニュースなんかすっ飛んでしまってます。

と心配していたら、深夜、アメリカから「ニーツァがプリウスのブレーキの件について正式調査を開始した」というニュース。最も恐れていた二の矢である。これでトヨタの評価が決定的に落ちるようなことになればいいけれど。どうやらトヨタの役員の話と違い、ヌーミーの件は決着していなかったようだ。

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