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【大相撲】朝青 退職金など1億円超え 引退相撲あり 高砂親方処分なく2010年2月5日 紙面から 武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)は、朝青龍の引退会見の前に会見に臨み、理事会で引退届を受理した経緯を説明した。横綱を不祥事で引退させることになり「被害者、多くのファンにご迷惑をかけたことをおわびします」と頭を下げた。 理事会では、横綱審議委員会が引退勧告をする意向であることを冒頭に説明し、朝青龍と高砂親方を呼んで重苦しい雰囲気で会議は進んだ。引退という結果になり「今後このようなことが起きないよう、協会員一同、再発防止に努めたい」と陳謝。しかし報道陣からの質問は受け付けず、自身の責任にも言及しなかった。師匠の高砂親方(元大関朝潮)にも処分はなかった。 不祥事の場合は引退届よりさかのぼって処分を科すことも可能だが、自ら決断した形となったため、懲罰的な扱いはしなかった。規定通り力士養老金(退職金)3400万円などが支払われ、両国国技館で引退相撲も行われる見込み。 横綱の引退ではほかに特別功労金も支払われるのが通例で、貴乃花は1億3000万円、武蔵丸は9000万円を受け取っている。25回優勝の朝青龍は順当なら史上4人目の1億円超えもあり得る。
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