2010年2月5日 7時4分更新
宮城県は、県の道路公社が管理する有料道路でトラックやバスを対象に行っている通行料金の割り引きについて、新年度・22年度は、利用台数の増加に効果があった仙台松島道路に限って行う方針を固めました。
宮城県は、運送関係の企業の負担を減らし、景気対策に役立てようと、去年10月から、県の道路公社が管理する「仙台南部道路」の全区間と、三陸自動車道の利府中と鳴瀬奥松島インターチェンジの間の「仙台松島道路」で、トラックやバスを対象に、通行料金を割り引く社会実験を行っています。
これついて、宮城県は、仙台南部道路は、割り引きが利用台数の増加にあまりつながっていないとして、新年度は、効果があった仙台松島道路に限定して行う方針を固めました。
実施時期については、国土交通省がことし6月からをメドに実施する高速道路の無料化に向けた社会実験にあわせる計画で、県外の高速道路で実施される無料化の影響を検証したいとしています。
宮城県は、新年度に割り引きを行う費用として、およそ5000万円を新年度予算案に盛り込む方針で、割引率や割り引きを適用する時間帯の検討を進めることにしています。