松浪氏「最後に武士道を見せてくれた」朝青引き際称賛

４日付のスポーツ報知を複雑な表情で見つめる松浪健四郎前議員

　朝青龍と親交が深く「強烈なサポーター」を自任する自民党の前衆院議員、松浪健四郎氏（６３）は４日、大阪・泉佐野市内の個人事務所でスポーツ報知の取材に応じ「最後に武士道を見せてくれた」と称賛した。

　泥酔暴行事件が報道された直後から、あえて「自らマゲを切るべき」と公言してきたが、その言葉がいざ現実になると「惜しいなあ」と何度もつぶやいた。今回の引き際に侍スピリットを感じたようで「（直前の初場所に）優勝して辞めるのだから最高だよ」。

　交流が始まったのは１０年以上前で、朝青龍がまだ十両のころ。携帯電話の電話帳も、１番目に出てくるほどだ。仮病疑惑による謹慎中に横綱がモンゴル帰国を希望した際には、文部科学副大臣だった松浪氏が麻生太郎外相（いずれも当時）にかけ合い、水面下で取りはからったのだという。

　注目される今後について同氏は「モンゴルで実業家か国会議員。あとは総合格闘技から声がかかるか。人脈は広いから、国会議員でもやっていけるよ」と、政治家としても太鼓判を押した。