朝青龍、電撃引退!明徳義塾校長「よく頑張った」
大相撲の横綱・朝青龍(29=高砂部屋、本名・ドルゴルスレン・ダグワドルジ)が4日、1月の初場所中に起こした暴行騒ぎの責任を取って引退を決断。“第2の故郷”にも衝撃が走った。
相撲留学先として朝青龍を受け入れた明徳義塾高(高知)の吉田圭一校長は同校で会見し「大変残念に思うが、よく頑張った」と語った。96年に当時の相撲部監督・浜村敏之さん(現近大新宮高教)とモンゴルへ。モンゴル相撲の大会で優勝した朝青龍をスカウトし、各界入りの際はしこ名の名付け親になった。
「昔も今も全然変わらない、非常に純粋で前向きな努力家」。数年前から「ヒジがガタガタ」と言いながら頑張る教え子を見守ってきた。同校への朝青龍の思い入れも強く、7年ぶりの訪問だった昨年10月には相撲部道場のてっぽう柱の修復などを約束していた。
浜村さんは騒動を心配して3日前に和歌山から上京。本人から会見前に「今までありがとうございました」と電話をもらったという。「協会は世論を気にして、やめざるを得ないような引退の仕方。かわいそう」。同情が口をついて出た。
[ 2010年2月5日付 ]
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