岡山放送局

2010年2月4日 20時37分更新

赤磐市百条委 現地視察


赤磐市の元副市長らが市議会議員の土地を使う目的がないのに公費で購入したとして背任などの疑いで市から告訴された問題をめぐり、赤磐市議会の百条委員会のメンバーが問題となった土地を視察しました。

この問題は、赤磐市議会議員が所有する2か所の土地を市が使う目的がないにもかかわらずおよそ700万円を支出して購入したもので、赤磐市は購入を指示した元副市長ら4人を背任などの疑いで先月、警察に告訴しています。

赤磐市議会では問題の真相を解明するため地方自治法に基づいて議員が地方公共団体の事務を調査するいわゆる「百条委員会」を設置していて4日は7人の委員と議長で問題となった土地を視察しました。

このうち周匝地区では110平方メートルの宅地が458万円で、また是里地区では5千平方メートルあまりの畑が250万円でそれぞれ道路改良費の名目で市に購入されましたが、いずれも使われずに放置されているということです。

「百条委員会」では視察の結果をふまえて今月中にも委員会を開いて問題の真相解明に向けてさらに詳しく調査を進めるということです。