岡山放送局

2010年2月4日 20時37分更新

冬季山岳救助訓練


冬山で登山をしていた人が遭難したことを想定した警察の山岳救助訓練が4日、真庭市で行われました。

この訓練は、雪山での遭難に備えて真庭警察署と機動隊が行ったもので、8人の警察官が山岳救助隊として参加しました。

訓練は、鳥取県との境にある中蒜山を登山していた男性2人のうち、1人が転落してケガをし、斜面の途中で動けなくなったという想定で行われました。

通報を受けて出動した山岳救助隊の隊員たちは、救急の装備を準備したあと、雪の上でも歩き回れるかんじきを手際よく足に着けて隊列を組んで雪の中を捜索に向かいました。

そして、雪の上に倒れている遭難者役の男性を発見するとすばやく毛布で体をくるみ、プラスチック製の担架に載せて雪の上を滑らせながら下山して救助訓練を終えました。

訓練に参加した警察官の1人は、「雪山では自分が足を取られることもあるので、救助に向かって遭難しないように気を引き締めて頑張りたい」と話していました。