県町村会会長・山本文男添田町長(84)が贈賄容疑で逮捕された事件を重く受け止め、同町の寺西明男副町長は4日朝、職員約100人に対し、「町民に迷惑を掛けないよう、業務に専念してほしい」と指示した。
同町によると、逮捕翌日の3日、役場にも県警の家宅捜索があったため、幹部職員以外には、事件に関して詳しい説明ができなかったという。
職員を前に寺西副町長は「事件については報道の通り。山本町長の弁護士に会って、事実を確認した」と報告。当面は自らが職務代行者として、公務に当たり、決裁を行うことを伝えたという。
=2010/02/05付 西日本新聞朝刊=