【小沢幹事長その2】
――小沢幹事長に関しては不起訴ながら嫌疑不十分。完全に晴れたわけではないとも取れるが、小沢幹事長が今後取るべき行動を含めて首相はどのように考えるか。
「うん、それはですから先ほど申し上げましたように、こういった政治資金に関して、えー、検察から取り調べを受けて、聴取を受けて、このような判断がされたということでありますからね。その、まさにこの問題に関しては、ご自身でお考えになる、先ほど申し上げましたけれども、ご自身で考えられるべき話であります」
――今後とも説明は必要と考えるか。
「これは、ま、こういう状況になったわけですけどね。それは必要だと思われたらご自身で記者会見などされるんじゃないでしょうか。今までも記者会見をされてたわけですから、そのようなところで説明を尽くされていくものだと思います」
(秘書官「よろしいですか」)
――自分の元秘書と秘書が起訴されたことについて、小沢幹事長の監督責任はどう考えるか。
「それはどういう状況であるか、まだ判然としませんから、私からそれはご自身が考えていかれる問題だと思いますが、私の口からはよく分かりません」
――これまで民主党の国会議員が逮捕されたときなど、即座に除名処分を下されたこともあるが、これまでと今回は一体何が違うのか。
「うん、私は基本的にこのいまの、今回のですね、一連の事件というものを、おー、どこに真実があるかという部分も含めてでありますけども、やはり冷静に見守っていく中で、最終的にはやはりご自身が判断をされるべきものだと、出処進退はと、基本的に今までも当然のことながら、出処進退のことに関してはかつてもありましたけれども、ご自身で判断をされるべきもので、ご自身で判断をされないときに、どのような処分を党としてやるか、ということはあったと思いますけども、まずはご自身が考えるべきことだと、そのように今までも判断していたと思います」
――総理、すいません。
(秘書官「あと、1問」)
――総理自身は国会など総理自身の献金問題については検察の処分をもって終わったという認識を示していたが、今回の小沢幹事長の場合も検察の処分で終結か。
「そこは分かりません。私の場合にはそのように理解をしているということでありますが、あー、まだ必ずしもそこは分かりません」
(秘書官「ありがとうございました」)