バンダイナムコ、社員１割削減へ　ゲームソフト苦戦

　玩具メーカーのバンダイナムコホールディングス（ＨＤ）は２日、約７千人いるグループ社員の１割弱にあたる約６３０人を２０１１年３月までに削減すると発表した。中核会社のバンダイナムコゲームスでは２００人の希望退職者を募り、他の会社でも早期退職制度などを活用する。

　同日発表したバンダイナムコＨＤ２００９年４〜１２月期連結決算は、売上高が前年同期比１０．４％減の２８２８億円、営業利益は同７６．３％減の４７億円で、純損益は１１７億円の赤字（前年同期は９０億円の黒字）。家庭用ゲームソフトも苦戦しており、１０年３月期の業績予想を大幅に下方修正した。