【政治】馬淵国交副大臣の処分含め検討 個所付け問題で官房長官2010年2月4日 22時12分 平野博文官房長官は4日夜の衆院予算委員会で、2010年度の国土交通省関連公共事業の予算配分方針(個所付け)を民主党が地方組織に伝えたことに関し「馬淵澄夫国交副大臣らについて誤解を招く言動があったことはおわびする」と陳謝した上で「事実関係を精査した上で処分を含めて対処したい」と述べた。 伝達にかかわったとされる馬淵氏も「一部報道について誤解を招いたことは深くおわびする」と述べた。 平野氏は午前の記者会見で「法律に基づく守秘義務がある中、金額を明示した個所付けは出していない」と否定。衆院予算委でも「政府として個所付けを行った事実、認識はない」とした。 衆院予算委は自民党が「予算案審議中の伝達は例がない」として平野氏に経緯説明などを要求、紛糾していた。 政府の関与を否定した平野氏だが、午後の会見では「(金額明記があったとしても)数字は幅があるのではないか」とも指摘。「(資料の外部流出は)守秘義務を含めていろいろと課題がある。政府の資料として出回っているなら不適切だ」と述べた。 自民党などによると、馬淵氏は一部報道機関の取材に対し「予算審議前に(個所付けが)自治体に明らかにされるのは画期的。政治家が恣意的に個所付けを行うことが困難になる仕組みに変えた」と語ったという。 (共同)
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